Apple News | Tsugawa.TV

Gartner調査: Appleがスマホ販売シェア世界首位に=2011年Q4 & 2011年通年

市場調査会社Gartnerは2月15日、2011年第4四半期(10〜12月期)の世界スマートフォン市場調査結果を発表した。同期の世界スマートフォン販売台数は前年同期比47.3%増の1億4,900万台だった。メーカー別スマートフォン販売シェアでは、Appleが23.8%を獲得してトップとなり、また2011年通年でもAppleがシェア19%で首位となった。Gartnerによると、第4四半期のiPhoneの販売は、西欧や北米地域で特に好調に推移したという。10〜12月期のAppleは、従来型携帯電話を含む携帯電話端末の販売シェアでも、LGを抜いて3位に躍進した。

 

また、2011年通年の世界スマートフォン販売台数は4億7,200万台に達し、全携帯電話端末のなかでスマホの占める割合はおよそ31%になった。Gartnerの予測では、2012年の携帯電話販売は約7%増の見通しである一方で、スマートフォンの成長率は39%前後になる見込みだという。2011年よりも緩やかな成長見通しだが、スマホの占める割合がさらに上昇するのは確実だ。

 

Appleの快進撃は2012年第1四半期(1〜3月期)も続くと予想されているが、「iPhone 4S」の販売の勢いは徐々に弱まり、2011年10〜12月期よりも販売台数減が見込まれるとされる。

スマートフォンのOS市場(上図)では、GoogleとAppleの2強争いが激化しており、第4四半期のAndroidのシェアは前期(7〜9月期)よりもやや減少したものの、前年同期比では20ポイント超もシェアを伸ばしており、依然として50%以上を維持している。Appleは過去最高となる3,500万台以上のiPhoneを販売したが、Android端末全体と比べると半分にも満たなかった。しかし、前年同期比で8ポイント増の23.8%を占めており、メーカー別では首位となった。

 

これとは別に、米国に限定した10〜12月期のスマートフォン市場シェアでは、AppleがAndorid端末のシェアを上回る結果も出ている。