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Proview、中国当局にiPadの輸出入禁止を求める=iPad商標権問題が拡大

中国における「iPad」の商標権をめぐって地元企業Proviewと係争中のAppleだが、地方当局による販売差し止めの動きが拡大しつつあり、さらに14日付のBloombergによると、Proviewは少なくとも20の地方当局にiPadの差し止めを求めるとともに、当局に対して製品の輸入および輸出を禁じるよう求めているという。iPadは現在、その多くがFoxconn中国工場で組み立てられており、仮に輸出禁止の措置が取られれば、世界中でiPadが姿を消す可能性も浮上した。

 

Proview International Holdingsに商標権侵害で訴えられていたAppleは、商標権の所有確認を求めて広東省深セン地裁に提訴していたが、同裁判所は昨年12月にApple側の訴えを退けていた。Appleは現在、高裁に上告中だ。

 

Appleは2006年にProviewのグループ会社であるProview Electronicsから「iPad」の商標権を5万5千ドルで買い取っていたが、Proview側は中国での商標権は含まれていないと主張し、Appleに対して損害賠償と販売差し止め請求を起こしていた。