Sandy Bridgeの供給過剰がIvy Bridge投入時期に影響か
DIGITIMESによると、Intelの次期「Ivy Bridge」(アイビーブリッジ)の市場投入時期がさらに先送りされる可能性があるという。
昨年5月のアナウンス当初は、年内にも量産開始となり2011年末〜12年初頭には発売される予定だったが、昨年半ば頃になって2012年4月頃にずれ込むようだと予想されていた。
ノートPCメーカーの情報筋によると、世界最大の半導体メーカーは、最近になってパートナーに対し投入時期が遅れる旨を通知しており、Intelの第3世代コアiプロセッサの大量投入は今年6月以降に先送りされ、4月初頭に入手可能なプロセッサは非常に限られた量になるとされる。
市場投入時期が延期される要因として、Intelの現行Sandy Bridgeの供給過剰ならびにPCメーカーの在庫増が指摘されており、Intelは4月初めにIvy Bridgeの出荷を開始するものの、Sandy Bridgeのだぶつきが解消するまでは大量投入を控えるとみられるという。
一方で、PCメーカー側も今年第3四半期にローンチされる予定のMicrosoftの次期「Windows 8」までは、大きく流れが好転することは無いとの見通しを立てているようだ。
Sandy Bridge後継のIvy Bridgeは、世界で初めて3次元(3D)トランジスタ技術を採用する22nmプロセッサであり、統合型グラフィックスの性能アップにより、Sandy BridgeよりGPUが60%も高速になるといわれている。また、内蔵GPUが解像度4096×4096までサポートするため、Macで高解像度Retinaディスプレイ採用が噂されている。
[Update]
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