次世代iPad、ピクセル数が4倍に
米国時間3月7日のアナウンスが予想されるAppleの次世代タブレット端末「iPad 3」だが、目玉の1つとして話題になってきた新たな超高解像度ディスプレイについて、MacRumorsは「iPad 3」のものとされるパネルを入手して精査した結果、パネルのピクセル数が現行の4倍となる「Retinaディスプレイ」であることが分かったという。
現行「iPad 2」の9.7インチパネルの解像度は1,024×768ピクセル(XGA:132ppi)だが、「iPad 3」は解像度2,048×1,536(QXGA:264ppi)となり、解像度が2倍となって、ピクセル数は4倍になるとみられる。なお、iPhone 4/4Sに搭載されている3.5インチパネルのピクセル密度326ppiだ。
電子顕微鏡によりピクセル密度を比較した写真では、縦横のピクセル数が2倍になっている様子が示されており、解像度アップが確認されている。
これまでにもいくつものパーツがリークしており、また、iOSレベルでも高PPIバージョンの画像リソースが含まれるなど、解像度の引き上げが予想されてきた。
また、密度の高いRetinaディスプレイを実装するため、LEDバックライトシステムが刷新されるとみられ、デバイスの厚みがわずかながら増すとみられている。
「iPad 3」には新しいA6チップが搭載され、ほかにも4G LTE対応やカメラ機能強化、Siri機能の追加、バッテリ駆動時間の向上などが予想されている(Update:iPad 3、SoCに「A5X」搭載か=ロジックボード写真がリーク)。
Appleは来月7日に米サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsでスペシャルイベントを開催して「iPad 3」をアナウンスするとみられ、その翌週(3月15日前後)には製品が店頭に並ぶ見通しだ。