デスクトップ版とモバイル版クアッドコアは予定通りに出荷
先週、Intelの第3世代コアiプロセッサ「Ivy Bridge」の出荷が6月以降に遅延する可能性が報じられたが、VR-Zoneによると、投入が遅れるのはモバイル版デュアルコアのみであり、デスクトップ版やモバイル版クアッドコアは影響を受けないとする見方を示した。モバイル版デュアルコアの投入時期が先送りされるのは、供給過多によるものだという。
この情報が正しいとするなら、全モデルでクアッドコアを採用する「iMac」は影響を受けない見通しだ。また、「MacBook Pro」は13インチモデルでデュアルコアを採用しているものの、22nmマイクロプロセッサ「Ivy Bridge」世代では熱処理の問題がクリアされ、13インチもクアッドコア採用の可能性が高いとされる(Mac Rumors)。
しかし、次世代「MacBook Pro」は、超薄型ノート「MacBook Air」の特徴を多く取り入れてデザインが一新されるとの噂があり、プロセッサの選択にも影響を与えそうだ。
VR-Zoneによると、モバイル版デュアルコアの投入は5〜6月頃に延期される可能性があり、通常電圧版(M-series)および超低電圧版(U-series)が影響を受けるとみられるという。
この指摘が正しければ、超低電圧版U-seriesを採用する「MacBook Air」やIntel提唱のUltrabookのニューモデル投入は、早くても5月以降ということになる。
ただし、Intelは過去に何度か、Appleにカスタムチップを用意したこともあり、現時点での予測は限定的な側面となる。
[Update] Intel幹部、次期「Ivy Bridge」投入の先送りを明言