「A6」ではなく「A5X」採用か=デュアルコアの可能性大
3月上旬のアナウンスが濃厚視されるAppleの次世代タブレット端末だが、中国の掲示板WeiPhoneに、次期「iPad 3」向けとされるロジックボードの写真が投稿され、注目を集めている。
リークした写真のロジックボードには、「A5X」とプリントされた新たなSoC(system on a chip)が搭載されている(via MacRumors)。
初代「iPad」のカスタムプロセッサには「A4」、第2世代「iPad 2」には「A5」が採用されていたことから、次期「iPad 3」には「A6」が搭載されるとみられていた。しかし、「A5」後継チップとして、プロセッサやグラフィックスをマイナーアップグレードした「A5X」が搭載される可能性があるようだ。
「A5X」には2011年第46週目(11月14〜20日)に製造したことを示す“1146”というの日付コードが記され、また、部品番号は「S5L8945X」とプリントされている。「A4」は「S5L8930X」、「A5」は「S5L8940X」だったことから、「A5X」はメジャーというよりはマイナーアップデートに属する刷新と呼べるのかもしれない。
これは次期「iPad 3」のカスタムチップが、クアッドコアではなくコア数が2基(デュアルコア)のまま据え置かれるようだとする噂と一致する。もっとも、リーク写真が最終の製品版ではなくプロトタイプの一つに過ぎない可能性も否定できない。