米Appleは2月20日、環境への取り組みに関するページを2011年版へアップデートした。2011年の温室効果ガス排出量は2010年の1,480万トンから2,310万トンへ増加したが、製品使用による総排出量に占める割合は45%から30%へと低下した。また、Appleによると、2008年以来、収益1ドルあたりの温室効果ガス排出量は15.4%低減したという。
さらに、Appleは2012年版施設環境報告書[PDF]のなかで、iTunesやiCloudを支えるノースカロライナ州メイデンの新しい巨大データセンターが、エネルギー効率に優れていることから、米グリーンビルディング協会の環境対応評価システムであるLEED認証で最高ランクのプラチナを取得したことに触れている。また、100エーカーの施設に、20メガワット級の大規模太陽光発電所を建設中であり、年間4,200万キロワットアワーのクリーンな再生可能エネルギーを創出できるという。
さらに、燃料電池を備えた5メガワット級の米国最大となる自家用発電を隣接地に建設中であり、今年後半の完成後には年間4,000万キロワットアワーの再生可能エネルギーを供給可能だとされる。