Appleは2月28日、デベロッパに対して、「Gatekeeper」に対応させる準備を行うようEメールで案内した。
Appleは次期「OS X Mountain Lion」において、「Gatekeeper」と名付けた新しいセキュリティ機能を導入して、アプリケーション管理の安全性を高める。この際、Mac App Store以外の流通向けにアプリをデジタル署名できる仕組みを構築するため、Apple IDとは異なる「Developer ID」を提供してデベロッパを認定し、「Gatekeeper」がマルウェアや改ざんなどの悪質なソフトからMacコンピュータを守る“門番”の役目を果たす。
「Developer ID」プログラムに参加することで、デベロッパはXcode 4.3またはデベロッパ証明書ユーティリティで署名証明書をリクエストすることができ、認定されればMac App Store以外で配布しても「Gatekeeper」を通過できる。なお、「Gatekeeper」では“Mac App Storeのアプリケーションのみ”に限定するオプションも備えている。
Mac Developer Programは年間8,400円の有料プログラムで、Macアプリケーション開発のリソースやサポートなどが提供されるほか、OS Xのプレスリリース版を先行して取得できる。
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