ご用件は何でしょう?
Appleは3月8日、iOS端末向けOSとして、昨年11月11日に公開された「iOS 5.0.1」後継の最新版「iOS 5.1」をリリースした。「iOS 5.1 beta」は開発者向けに昨年11月末にリリースされ、その後もアップデートがシードされていたが、正式版公開までに3ヶ月以上を要したことになる。
「iOS 5.1」では「iPhone 4S」のパーソナルアシスタント機能「Siri」で日本語サポートが加わり、KDDI(au)ユーザ向けのFaceTimeおよびiMessageのサポートが追加された。また、ユーザからリクエストが多かったフォトストリームから写真を削除できる機能も加わっている。
さらに、「iOS 5.0」から苦情が寄せられていた“バッテリ消費が早い問題”を解決するバグフィックスも行われる。
Siriが日本語対応
「Siri」に日本語対応が加わったことで、英語(米国、英国、オーストラリア)、フランス語(フランス)、ドイツ語(ドイツ)の4カ国語をサポートすることになった。
「Siri」に何ができるのか尋ねるか、画面右下「i」をタップすことで、「Siri」ができること具体的な依頼方法が表示される。
以上の他にも、Appleのリリースノートによると「iOS 5.1」には以下の機能向上およびバグ修正が含まれる。
- iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、およびiPod touch(第4世代)のロック画面にカメラのショートカットを常時表示
- カメラの顔検出機能で検出されたすべての人がハイライトされるように改良
- iPad用のカメラAppを再設計
- iTunes Match登録者用のGenius MixとGeniusプレイリスト
- iPadのテレビ番組と映画のオーディオがより大きく明瞭に聴こえるように最適化
- 再生速度の変更と30秒の巻き戻しが可能なiPad用のPodcastコントロール
- 発信側の音声が途切れることがある問題を修正
なお、今アップデート適用により、米AT&T端末で「4G」のステータスが表示されるようになったが、LTEの通信速度は得られておらず従来と変化はない模様。
また、Appleはすでに、次期メジャーアップデート「iOS 6.0」のテストを行なっており、次期「iPhone 5」とセットで今年の夏〜初秋頃にリリースされる見通しだ。