価格は249〜299ドルの可能性
Appleが開発中と噂されている7.85インチ小型版 “iPad mini” について、台湾のITニュースサイトDIGITIMESは、ディスプレイの外枠に当たるベゼル幅がスリムになる可能性を報じた。
上級サプライチェーン筋によると、小型版iPadは7.85インチの画面サイズを確保しつつ、本体サイズを小さく抑えるためにベセル幅をスリムにするとみられるという。これにより、ホームボタンが排除される可能性があるかもしれない。
また、Appleが9.7インチサイズのメインストリーム製品に加えて、7.85インチサイズを投入するのは、AmazonのKindle FireやサムスンのGalaxy Tabに対抗するためとされ、価格帯は300ドル以内がターゲットになっており、249〜299ドルになる可能性があるという。
Appleは売れ行きが好調なiPadの選択肢を増やして、今後も成長が見込めるタブレット市場における主導権を保持する狙いがあるようだ。
7.85インチ版iPadはRetinaディスプレイを採用しない可能性があり、FFS(Fringe Field Switching)技術を採用したIPSパネルが採用され、パネルサプライヤーには韓国LG Displayおよび台湾AUO(AU Optronics)が候補として挙げられている。
早ければ今年第3四半期(7〜9月期)にも生産を開始するとみられているが、実際に市場投入される製品群であるのかを含め、現段階では不確定要素が多いとみられる。