Android創設者がUSA Todayの記事に噛み付く
AppleとAT&T、そしてGoogleという3社が絡んだ、Appleによる「Google Voice」アプリのApp Storeからの締め出しについて、3社は先週末、FCC(米連邦通信委員会)の質問状にそれぞれ回答を示し、インターネット権利と通信事業者、端末開発社など、さまざまな思惑や利益が交錯するこの問題は、ひとつの大きな局面を迎えつつあります。
そんななか、米メディアUSA Todayは、GoogleもAppleが「Google Voice」を拒否する姿勢を見せたのと同様、「Skype」アプリに対して、自身のモバイルプラットフォームである「Android」をオープンにしておらず、「VoIP(Voice over IP)」によるデータ通信経由での音声通話に制限をかけていると伝えました。
記事によれば、米国のAndroidケータイ(G1とMyTouch)では、「Skype」のLite版しか利用できず、完全に無料で利用できる状況に無いと指摘されており、さらに、通信キャリアであるT-Mobileは、Googleに対してVoIPサービスを禁止するような要請はしていないと答えたということです。
USA Todayの指摘を受け、Googleのモバイルプラットフォーム担当副社長を務めるAndy Rubin(アンディ・ルービン)氏は自身のブログのなかで、「Skype」をフルサポートできない理由として、初代Androidは、技術的な問題があって、VoIPアプリケーションの全機能を完全にサポートできないためだと述べました。
同氏によれば、Andoridの後継バージョンではこの制限は解かれており、デベロッパはすでに、VoIPサービスをアプリケーションに自由に組み込むことが可能であるということです。
また、Googleはこれまで、「Skype」を含むどのような企業からのVoIPアプリケーションを拒否したことは無く、現在のところ、Androidベースで動作する完全なVoIPアプリは存在しないものの、その扉は、すべてのデバイスとネットワークに対して広く開放されていると表明しました。
[Andy Rubin 経歴]
Andy Rubin氏は以前、Appleでエンジニアとして勤務し、ソフトウェアモデムなどの開発を行い、さらに、Appleを退職すると、DangerやAndroidを立ち上げ、Androidはその後、2005年にGoogleによって買収され、Rubin氏は同部門責任者として残ることになりました。
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