VideoLANプロジェクトから、オープンソースのマルチメディアプレイヤー最新版「VLC Media Player 0.9.3」がリリースされています（フリーウェア・Mac OS X 10.4以降・17.9MB）。
VLCは、MPEG-1/2/4やDivX, MP3, OGG, AAC-LC, DVD, VCDなど様々なオーディオ/ビデオフォーマットに対応した定番のマルチメディアプレイヤーです。対応するメディアの一覧表はこちらを参照。YouTubeやGoogle Videoなどのスクリプト処理も可能。
このアップデートでは、数日前にリリースされた「VLC 0.9.2」で生じたいくつかの問題点が修正されます。

Firefox 3.0.2で生じたパスワードマネージャの問題を修正

Mozilla Foundationから、同社主力製品であるWebブラウザの最新版「Firefox 3.0.3」がリリースされています（フリーウェア・Mac OS X v10.4.x以降・日本語版17MB・リリースノート）。
数日前に、セキュリティがアップデートされた「Firefox 3.0.2」がリリースされたばかりですが、このバージョンでは、一部ユーザが、保存されているパスワードを読み出したり、新たにパスワードを保存することができなくなる問題が修正されています。

脆弱性を修正した「Thunderbird 2.0.0.17」リリース

Mozillaから、オープンソースの次世代メールソフトThunderbird 2.0.0.17 for Mac OS X（フリーウェア・Mac OS X v10.2.x 以降・日本語版 18 MB）がリリースされています。
このアップデートでは7件の脆弱性が修正されており、指摘されている脆弱性のうち2件は危険度がもっとも高い「Critical」になっています。
修正済みとされる脆弱性には、「ニュースグループメッセージのキャンセルによるヒープオーバーフロー」と「UTF-8 URL スタックバッファオーバーフロー」が含まれており、任意のコードを実行したり、ソフトウェアをインストールすることが可能な脆弱性と指摘されています。
Mozillaでは、すべてのThunderbirdユーザに対して、早急なアップデートを推奨しています。
同メーラーは、Firefoxと同じGeckoレンダリングエンジンを採用しており、オープンソース開発プロセスによりセキュリティとプライバシー保護に関して高い評価を受けています。

Synium Softwareから、系図アプリケーション「MacFamilyTree」のベータ版「MacFamilyTree 5.3b4」がリリースされています（シェアウェア 49ドル・ファイルサイズ 35.7MB・Mac OS X 10.4.8以降対応・デモムービー）。
Version 5.3 Beta 4では、Family Assistant、バーチャル・ツリーなどの機能向上が施されるほかいくつかの問題点が解決されます。
iPhone/iPod touch版「MobileFamilyTree」もあり（600円）。

Echo Oneから、ファイルやフォルダに埋め込まれたイメージやビデオ、サウンド、テキストなどをドラック＆ドロップで抽出できるアプリ「File Juicer 4.10」がリリースされています（シェアウェア11.95ユーロ・Mac OS X 10.3.9以降・1.6MB）。
File Juicerは、JPEG, JP2, PNG, GIF, PDF, BMP, WMF, EMF, PICT, TIFF, Flash, Zip, HTML, WAV, AVI, MOV, MP4, MPG, MP3, AIFF, AU, WMVおよびテキストの各フォーマットに対応。
さらに、PowerPointのスライドショーやプレゼンのほか、PDFファイル、Word、Flashからも画像の抜き出しが可能。

このバージョンでは、ファイルメニューにFlashビデオキャッシュ向けのショーットカットが加えられたほか、 Mac OS 10.5.4以降でSony ARWファイル変換をサポート。

Titanium Software（Joel Barriere）から、Mac OS X のメンテナンス・最適化・カスタマイズユーティリティの定番ソフト「OnyX」のLeopard対応最新バージョン「OnyX 1.9.9」がリリースされています（フリーウェア・Mac OS X 10.5以降・15.4MB）。

OnyXは、システムのメンテナンスタスクの実行、Finder・Dock・Safari・Dashboard・Exposé・ディスクユーティリティの隠し機能の有効化、キャッシュの削除、不要なファイルやフォルダの削除、Macの詳細情報の表示、各種ログや CrashReporter のレポートの表示などを可能にします。

Laminar Researchから、リアルなフライトシミュレータ／航空機設計支援ソフトのベータ版「X-Plane 9.21-RC2」がリリースされています（シェアウェア 59.99ドル・Mac OS X 10.3.9以降対応、G4 1GHz以上・ファイルサイズ4MB）。
「iPhone/iPod touch」対応版「X-Plane 9.01 for iPhone」のほか、Win、Linux版もあり。
デモ版はこちら。

Camino- セキュリティと安定性をアップデート
Camino Projectから、レンダリングエンジンにMozillaのGeckoエンジンを搭載したMac OS X向けWebブラウザCaminoの最新バージョン「Camino 1.6.4」がリリースされています（フリーウェア・Mac OS X 10.3.9以降・15.2MB・リリースノート[en]）。
Mozilla Geckoレンダリングエンジンがv1.8.1.17となり、いくつかの危険度の高い脆弱性が修正されるほか安定性も改善されます。

脆弱性を修正した「Firefox 3.0.2」および「Firefox 2.0.0.17」がリリース

Mozilla Foundationから、同社Webブラウザの最新版「Firefox 3」のアップデータ「Firefox 3.0.2」がリリースされています（リリースノート）。
このアップデータでは5件の脆弱性が修正されており、指摘されている脆弱性のうち2件は危険度がもっとも高い「Critical」になっています。
Mozillaでは、すべてのFirefoxユーザに対して、早急なアップデートを推奨しています。

「Firefox 3.0.2」で修正済みとされる脆弱性には、「メモリ破壊の形跡があるクラッシュ 」と「XPCnativeWrapper 汚染を通じた特権昇格」が含まれており、これらを悪用された場合には、攻撃者によりリモートで任意のコードを実行させられる危険性があるとのこと。
セキュリティ面以外でも、安定性に関わる問題や細かな不具合が修正されており、 Mac OS X 環境でFlashオブジェクト上のテキスト欄に (IME を使って) 入力できない点やキーボードショートカットの安定性、ツールバーをカスタマイズすると戻る・進むボタンが表示されなくなってしまう問題点などが修正され、安定性の向上も図られています。なお、「Firefox 3.0.2」は、Mac OS X v10.4以降に対応。

併せて、「Firefox 2」のセキュリティアップデート「Firefox 2.0.0.17」も公開されています（リリースノート）。
「Firefox 3.0.2」と同じ脆弱性を含む9件が修正されており、安全性と安定性が向上します。
Firefox 2.0.0.xは、2008年12月中旬まで、セキュリティおよび安定性に関する更新が提供されますが、すべてのユーザに「Firefox 3」へのアップグレードが強く推奨されています。

OpenOffice.org Groupが、Microsoft Officeの代替フリーウェアとして知られる、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org 3.0rc2」（リリース候補第2版/build OOO300_m7）を公開しています（Mac OS X 10.4以降・163MB・リリースノート[en]）。
日本語版バイナリパッケージはこちら。このほかにも、Linux、Solaris、Windows版もあり。
まもなく正式版が公開されるとみられています。