MacRumorsでは、メディアオーサリングに関するオープンな標準API規格を策定しているワーキンググループThe Khronos Groupが、GPUとCPUに関わる並列計算プログラミングのオープンスタンダード化に焦点を当てた「Compute Working Group」の組織編成を発表しており、Apple、AMD (ATI) およびNvidiaなどの会社が発発起人として名を連ねていると伝えています。
同団体では、Appleが提案した（Snow Leopardでも使用される）Open Computing Language (OpenCL) の仕様を評価して標準化をする方向であり、GPUのプロセッサパワーを一般的なアプリからも活用できるようになることから、将来的には、デスクトップ向けにも携帯情報端末向けにも幅広く使われるようになるだろうとのこと。

株式会社 アクト・ツーが、「イメージフレーマー」の最新アップデータ2.0.1および「モンタージュ 英語版」の最新アップデータ1.5.1を公開しています。

Macworld UKでは、オーストラリアで「iPhone」を販売するOptusが、「iPhone 3G」をサポートしない900MHz帯での3Gネットワークを拡張しており（「iPhone 3G」では850MHz/1900MHz/2100MHz周波数帯をサポートする）、既存の2100MHz帯エリア外では使えなくなるのに、3G機能のサービスが大いに楽しめると消費者を欺いているとして、オーストラリア最大手の政府系通信会社Telstraが、法的行動を起こしていると伝えています。
同国では、OptusのほかにVodafoneからも「iPhone」が発売されますが、両キャリアともに900MHz帯のネットワークを拡張しており、この周波数帯では「iPhone 3G」は使い物にならないと専門家は指摘しています。

ITmediaでは、「iPod」やHDDレコーダーに補償金を課金すべきでないとする電子情報技術産業協会（JEITA）の見解を受けて、日本音楽著作権協会など権利者側89団体が、JEITAに対して公開質問状を送ったと発表したと伝えています。
これによると、著作権法の趣旨を曲解した独善的な意見は、国民に誤解を与えるものと言わざるを得ないとして、

「iPod」やHDDレコーダーへ補償金を課すことは、補償金制度の趣旨に照らし合理性はなく、消費者に不合理な負担を強いるものであるため、受け入れられない

と主張することの根拠を示すよう求めているとのこと。
今日、経済産業省と文部科学省は、ブルーレイ録画機とブルーレイディスクに補償金を課すことで合意したと公表しましたが、メーカー側の反発もあり「iPod」やHDDレコーダーへ補償金は暫定的に見送られました。

【関連記事】 「ダビング10」、メーカー側の反発強く「iPod」課金は見送りに
【関連記事】 揺れる「ダビング10」問題、「iPod」に保証金は9割が反対
【関連記事】 6月2日開始予定の「ダビング10」延期が確実に

IT-PLUSでは、韓国Samsung（サムスン電子）が、Appleの「iPhone」を意識した端末を戦略的に発売しており、「iPhoneに似ていながら少し高機能」を売りに次から次へと多様な機種を提供していると伝えています。
今月発売される「Instinct （SPH-M800）」は、全面タッチスクリーンで、3.1インチ液晶、200万画素のカメラを搭載、OSはWindows Mobile 6.1、GPS機能やブルートゥースにも対応。2GBのマイクロSDカードを同梱し、最大８GBまで利用可。通信方式はCDMA2000 1xEV-DO Rev.Aで、同じ3Gでも「iPhone3G」より高速にインターネット接続できるとのこと。

Apple StoreでもよくBGMでかかっていますし、Macworld 2008の時も会場内でかかっていたColdplayが「iPod + iTunes」TV CMに登場。ニューアルバム「X&Y」も全世界でバカ売れ中。

Sonic (featuring Viva la Vida by Coldplay)

デジタル放送のコピー制限を緩和する「ダビング10」の解禁問題で、経済産業省と文部科学省は、次世代DVDのブルーレイ録画機とブルーレイディスクに著作権料の一種となる補償金を課すことで合意したと公表しています。これは、既にDVDメディアが補償金の対象となっているという状況に合わせたもの。
当初6月2日にスタートする予定だった「ダビング10」（現在1回に制限されているデジタル放送の録画コピーを10回に緩和する措置）は、著作権団体と電機メーカーが対立し、先月も協議の場となる文化審議会小委員会が延期されていました。
補償金をHDD内蔵型録画機やブルーレイ、「iPod」など携帯音楽プレーヤーにも課すかどうかで折り合いがつかない状態でしたが、今回特に反発の強かったHDDへの課金は見送られた格好に。
著作権団体からは依然として「HDDにも課金せよ」との声が挙がっていますが、当面は「iPod」などの携帯オーディオプレイヤー、HDDレコーダーなどの映像録画機器双方ともに、課金されないことになりました。ただし、これは最終合意ではなく、暫定的な政令の改定。

AppleInsiderでは、WWDC最終日となった先週金曜日の午前中に、「Building Native Look-and-Feel Web Applications Using SproutCore（SproutCoreを使ってネイティブなルック＆フィールなウェブアプリを構築）」と題された「SproutCore」と呼ばれるオープンソースのJavaScriptフレームワークについてのセッションが行われたと伝えています。

「SproutCore」を使うことで、Webアプリをデスクトップアプリのように動作させることができ、Appleのオンラインサービス「MobileMe」においても、オンラインアプリをクロスプラットフォームオーディエンス向けに構築するのに使われているとのこと。次のステップとして、例えば「iWork」などのプロダクティビティアプリへのアプローチが考えられるようです。また、Appleは今後、「Apps Store」のように「MobileMe」へのサードパーティ製アプリの参加を許可するかもしれないとも指摘しています。
2007年に公開された「.Macギラリー」も「SproutCore」のテクノロジが使われています。

【関連記事】 グッバイ「Flash」、ハロー「SproutCore」
【関連記事】 Adobe CEO「iPhone向けFlashの開発はまだ初期段階だ」

えむもじらでは、Asa Dotzler: Firefox and more: download day in your timezoneによると、1日のダウンロード数でギネスに挑戦する 「Firefox 3」のリリース時間は、日本時間の6月18日（水）午前2時（10:00:00 a.m. Pacific Daylight Time (PDT) ）になると伝えています。

いきなりサーバがダウンしたりしたら笑いものになりそうですが、ちょっと心配。

Adobe Systemsが、2008年度第2四半期（2008年3月1日〜5月31日）の決算結果を発表しており、これによると、売上高は前年同期比19％増の8億8,690万ドル、純利益は同41％増の2億1490万ドルとなっていて目標設定を上回る好調な売上と利益を達成しています。
同社のシャンタヌ ナラヤン社長兼CEOは、

この第2四半期の好調な業績は、製品の構成やビジネスの国際的な多様性によるものです。戦略を実行し続ければ、今年の後半以降も堅実な財務実績のためにいい状況下にあります。

と述べています。