MacRumorsでは、AppleがLeopardの4番目のアップデートとなる「OS X 10.5.4」の2番目のビルド（Build 9e12）をデベロッパ向けにシードしていると伝えています。
Build 9e12では、十数個の問題点が修正されているほか、今週月曜日にAppleから発表された新しいオンラインサービス「MobileMe」へのサポートが新たに追加されています。

「MobileMe」は現行の「.Mac」の新しいサービスブランドですが、Mail、Contacts、Calendar、Gallery、iDiskなどのデータファイルをさまざまなデバイスを通じて同期しながら利用できるサービス。
この「MobileMe」が7月上旬にサービス開始となることからみて、「Mac OS X 10.5.4」の正式版も、この同じ時期にリリースされると思われます。
もっとも「MobileMe」は、「Mac OS X 10.4 Tiger」の最新版でも動作しますが、いくつかの機能は「Mac OS X v10.5」と「iLife ’08」が必要とされています。
なお、「MobileMe」では、「Mac OS X 10.3 Panther」との同期サポートが出来なくなります。
【Useful】
「.Mac」から「MobileMe」への移行に関しては、Appleが提供しているこちらのドキュメントが役に立つかもしれません。

ITproでは、Appleとソフトバンクモバイルが「iPhone」発売において販売契約を結んだ件について、NTTドコモの中村維夫社長が、日本国内の「iPhone」販売契約は排他ではないと聞いていると述べて、「iPhone」契約獲得を今後も続行する方針を示唆したと伝えています。

「できれば1番目に欲しかった」として、先行された悔しさをにじませるとともに、2番目の獲得を目指す方向性を示した。

以前からNTTドコモは「iPhone」の獲得を目指して行動しており、中村社長自身も渡米して交渉に当たるなど精力的に動いていました。
「iPhone」がソフトバンクモバイルから発売されると発表された直後には、発売の検討（交渉）はしていたが今のところ発売予定は無いと明言し、今後の予定も「ないと思いますよ」とコメントしていました。
「iPhone」が、世界各国の最大手の携帯会社から発売されるなか、国内第3位の会社のみというのは世界で日本だけであり、ドコモは国内シェア1位の強みを活かして「iPhone」獲得に再度動く方針。

MacNNでは、GPSメーカーのTomTom社が開発した噂されていた「iPhone」向けナビソフトについて、同社代表のYann Lafargue氏が、「iPhone SDK」を入手後にいくつかテストをしており、ほぼうまく動作していると開発を認める発言をしたと伝えています。
「iPhone SDK」の規約で、リアルタイム・ナビゲーションが禁止されていると指摘されていましたが、同氏によると、Appleは、「iPhone」ナビと競合するサードパーティ製アプリを排除しないだろうと見ているようです。
ただし、現在のところ、同ソフトウェアのリリース予定や時期などは一切未定だとのこと。
（Appleは、「iPhone」向けアプリが、非常時や救命の目的で使われることを禁止しており、リアルタイム・ルート・ガイドや車両や航空機など機械装置の自動またはマニュアル制御に関する用途などでは開発設計・販売できないと定めている）

FORTUNEでは、AppleとIntelは「MacBook Air」の共同開発プロジェクトを通じてより親密な関係を築き上げたと指摘しています。
Intelは「MacBook Air」のために約60％ほど小型化したCore 2 Duoプロセッサをおよそ1年掛けて開発したといわれています。
記事では、今後も両社による親密でアグレッシブなコラボが予想されており、つまりは「MacBook Air」のようなタフな技術革新へのチャレンジとタフな納期が待ち受けているとしています。

ワコムが、コミック制作やイラスト作成向け「Bamboo Comic」のMediumサイズ（入力エリアA5ワイドサイズ）を今日から発売しています（Mac OS X 10.3.9以降対応・ワコムストア価格14,980円税込）。

Macworld UKでは、キュリティソリューション提供会社Check Pointが同社の「Check Point VPN-1」について、「iPhone」から企業ネットワークシステムに安全にリモートアクセス可能になり「iPhone」に対応したと発表していると伝えています。
チェック・ポイントの製品管理担当バイス・プレジデントであるボブ・エグナー（Bob Egner）は、

iPhone が広く普及したことにより、企業の IT 部門には、iPhone で企業ネットワークにアクセスしたいという要望が寄せられています。 多くの企業では、個人所有のさまざまなデバイスが使用されており、セキュリティ・ポリシーを徹底することが困難になっていますが、チェック・ポイントでは、多数のエンドポイント・デバイスに対応したセキュリティ・ソリューションと、それらを集中管理できる単一の管理コンソールを提供しています。そのソリューションのひとつとして、iPhone についても、簡単な設定を行うだけで、VPN-1 ゲートウェイ経由で迅速かつ安全に社内リソースに接続できるようになりました

と述べています。

Synium Softwareから、系図アプリケーションのプレビュー版「MacFamilyTree 5.2b7」がリリースされています（シェアウェア 49ドル・ファイルサイズ 33MB・Mac OS X 10.4.8以降対応）。
このバージョンでは、Virtual Treeにおける整列が改良されているほか親子間のスペースがカスタマイズ可能になり、その他にFan Chartでの不具合をはじめ細かい問題点が修正されています。

Objective Decisionが、プロジェクト情報管理・共有・編集ツール「Contactizer Pro 3.6.2」をリリースしています（シェアウェア 119.90ドル・Mac OS X 10.4.8以降対応・25.6MB・デモ版は30日間制限無しで使用可能）。
このバージョンでは、Mac OS X 10.5に完全対応しており、iCalとの同期における互換性のほかいくつかの問題点が修復され全般的な安定性が改良されます。Pro 3.6ユーザにはアップデートが強く推奨されています。

マイコミジャーナルでは、「App Store」公開と同時に「iPhone/iPod touch」用ゲームを提供すると発表したハドソンの「BOMBERMAN TOUCH – THE LEGEND OF MYSTIC BOMB -」、「AQUA FOREST by OctaveEngine Casual」、「SUDOKU」のゲーム3タイトルをピックアップしています。

Mactopia Japanでは、　林信行(Nobi) 氏のNobi’s Column – Apple’s Eye のなかで「WWDC 2008速報！　iPhone、MobileMeとSnow Leopardを発表（No. 218）」を掲載しています。

iPhone 3Gでは新たにiPhone 2.0というOSが搭載されるが、この新OSはMicrosoft Officeとの連携が強まっており、メールに添付されたWord、Excel、PowerPointの書類を快適に見ることができる（iWork ’08にも対応）。
iPhone 3Gの新機能はこれだけではない。新たにGPSが搭載され、地図上で自分の居場所を正確に表示できるようになった。現在、iPod touchに採用されている無線LANを使った位置特定や、初代iPhoneから採用されている携帯電話の電波を使った位置特定技術も継承しており、GPSが使えない屋内や無線LANの電波がない場所でも、他の方法を使っておおざっぱな位置を掴むことができる。