MacRumorsでは、Appleのブラジル、カナダ、メキシコのウェブサイトのHTMLソースのなかに、コメントアウト化された「iPhone」の記述が発見されたと伝えています（6月8日午後13時40分現在も記述有り）。
この記述はサイトのグローバルネビゲーション部分に記されており、ちなみに日本のサイトでは記述されていませんでした。
これは、「＜！ーー 」と「 ーー＞」で囲むことにより、コメント用の記述スペースとなり、実際のサイト上には何も反映されないことから普通に見ていると気付きません。ウェブデザイナーは、サイトの準備中や仮の記述、修正時、単にコメントを書きたいときなどに使用することが多いことから、これらの国での「iPhone」リリースが近日中に行われることが推測されます。
カナダではRogers Wirelessが、メキシコとブラジルではAmerica Movilが、それぞれ年内に「iPhone」を発売することを既に発表しています。WWDCでさらなる詳細が発表されるかもしれません。

【UPDATE】
あるフォーラムの書き込みによれば、カナダのウェブサイトでは、2007年8月には既に、この「iPhone」の記載があったようです（メキシコも同様）。

マイコミジャーナルでは、価格や料金など詳細は現時点では一切不明としたうえで、「日本で発売される」ということは、「3Gに対応した新しいiPhoneが登場する」ことが確定したということになると伝えています。

ソフトバンクがiPhone販売についてAppleと正式に契約を結んだと発表したことから、3G対応iPhoneが登場することがAppleの公式発表を待たずに確定されてしまったことになる。なぜならソフトバンクはGSM方式を提供しておらず、現行のiPhoneは利用できないからだ。

=中略=

ソフトバンクの発表を知って「自分の国にも3G版のiPhoneがようやく発売される」と喜んでいるヨーロッパの消費者も多いのではないだろうか。

もちろん、3G「iPhone」が、WWDCの場ではなく、年内後半に改めて発表されるという可能性が無い訳ではありませんが、ここまで期待が高まるなかで、2.5G「iPhone」ではもう誰も許してくれないでしょう。

MacRumorsは、FinancialTimesの記事によると、新型「iPhone」が、現行モデルよりも、相当安い金額になるだろうと予想しており、各国の携帯販売会社が販売奨励金を出すことをAppleが許可するとWWDCの場でスティーブ・ジョブズCEOが発表するだろうとレポートしていると伝えています。
FinancialTimesでは、情報源など詳しい情報の経緯には言及していないものの、信頼できる情報提供がこれまでも多かったことからみると、かなり信憑性は高そうです。
以前からの噂では、新たな2年契約により、200ドル程度の補助金がキャリア（AT&T）から支給されて、3G「iPhone」の価格設定は、200ドル程度の金額からスタートするのではないかという見方もあります。

200ドルの販売奨励金により、199 ドル (8GB)、299ドル (16GB)、 499ドル (32GB) の可能性

この他にも、より低価格のエントリーモデル版「iPhone」を発売すれば、売上を50〜100%押し上げることができ、最大で当初見込みのおよそ2倍に当たる2,500万台の「iPhone」売上も可能だと指摘するアナリストもいます（参考記事）。

9 to 5 Macでは、Appleの最近の採用情報のなかに、「Input Device Firmware Engineer（入力デバイス・ファームウェア技術者
）」というのがあり、その職務内容には、次世代ユーマン・インターフェース・デバイス開発のための「iPhone」マルチタッチ・ファームウェア開発という記述のほか、「ビデオカメラ、ディスプレイ、入力テクノロジ」などと言及していることからみて、これらは、ビデオ録画機能付きの「iPhone」開発を示唆するものだと指摘しています。
最近では、スペインの一部情報で、6月9日スタートのWWDCにおいて、ビデオカメラとGPSを搭載した新型「iPhone」発表の噂が出たり、また、実際に現行モデル向けに「iPhonevideorecorder」というJailbreak（ロック解除済み）用アプリも出ていることからも、ビデオカメラ搭載「iPhone」という現実味も増してきています。

iCallが、WiFi経由で「iPhone」からVoIP電話が掛けられるアプリケーションをまもなく公開すると発表しています。

ifoAppleStoreでは、チューリッヒ出店の第一候補地とされたApple Storeの場所が変更されたわずか数日後の4月30日に、現地のBlue Architectsによって市役所に提出された建築計画書を、MacPrimeが見つけ出してサイトに掲載していると伝えています。
この図面によると、広さは3,013平方フィートあり、Appleは、かなりのボリュームで内装を改築すると思われることから、おそらくは年内のオープンは難しいと思われます。

スクリーンショット作成時にカラーやピクチャで画面を覆うアプリ「Backdrop 1.5」がリリースされています（フリーウェア・Mac OS X 10.1 以降対応・）。

FORTUNE Apple2.0では、発表直前とされる「iPhone」の新モデルについて、まったく情報が外に漏れていないのは驚きだとして、最近ウェブ上に流れ出た写真をまとめて掲載しています。

AppleInsiderでは、3G「iPhone」の発表へ皆の注目が集まっているなか、証券会社RBCのアナリストMike Abramsky氏の指摘によれば、より低価格のエントリーモデル版「iPhone」を発売すれば、売上を50〜100%押し上げることができ、最大で当初見込みのおよそ2倍に当たる2,500万台の「iPhone」売上も可能だと伝えています。

「One more thing」とは、Apple スティーブ・ジョブズCEOが、基調講演の終わり頃になって、新商品などの爆弾発表をする時のサイン。
Cult of Macでは、この「One more thing」の歴史（1998年〜）が一目で分かるタイムラインを掲載しています。素晴らしい。