Appleから、iPhone Software Development Kit（ iPhone SDK ）の最新ベータバージョンとなる beta 6（ビルド9M2192 beta 6）がリリースされています。このバージョンでは、最新の「iPhone」OSをサポートし、多くのバグが修正されており、さらに、Leopardの最新バージョンとなる v10.5.3 が必要になっています（ファイルサイズ：1.19GB）。
これは WWDC を前に、「iPhone SDK」の最後のリリースになると思われます。

さきほどAppleが、「Mac OS X 10.5 Leopard」の最新版「Mac OS X 10.5.3」をリリースしています。OS Xの「Software Update」経由またはAppleのウェブサイトから入手可能になっています（420MB）。
このアップデートは、すべての「Mac OS X 10.5 Leopard」ユーザに推奨されており、Macの安定性、互換性、およびセキュリティを向上させるオペレーティングシステムの全般的な修正が含まれています。アップデータ内容の詳細はこちら、セキュリティアップデートについてはこちらを各々参照（7:00AM現在日本語約無し、後ほどUPされる見込み）。
今回の10.5.3アップデートにより、特定のフォントに関する問題、デジタルカメラのRAWイメージサポートの追加、解像度の異なるDashboardウィジェットの.Mac同期に関する問題、特定のUSBデバイスにおけるビデオ/オーディオ再生に関する問題、802.1X (Wifi) の安定性や「Time Machine」使用時のAirPortの安定性、「Time Machine」の「Time Capsule」との互換性向上、「iChat」でのスクリーン共有の安定性など数十に渡りバグが修正されています。
なお、併せて、Tiger（Mac OS X 10.4）向けにも「Security Update 2008-003」がリリースされており、「Software Update」経由またはAppleのウェブサイトから入手可能になっています。

まったく関係のない話ですが、本日は Tsugawa.Tv 編集長の誕生日です。
これからもよろしくお願いいたします。

AppleInsiderは、投資会社 FBR Capital MarketsのアナリストCraig Berger氏が昨日クライアント宛に提出したファイルによると、Appleの供給連鎖（SC）からみて、現四半期（6月末日）における「iPod」について、ほとんどの機種で受注が増えており（同氏が3月末にチェックした時より15%UP）、前期比ベースで35%増加しているとの見方をしていると伝えています。
同氏の指摘によると、「shuffle」「classic」「nano」が大きく伸びており、わずかに「touch」が減少しているものの「shuffle」をはじめとする多くの「iPod」が好調で、全体として大きく飛躍しているとしています。「iPod touch」がやや減少したことに対する言及はありませんが、どうやら次世代「iPhone」への期待からの買い控えが理由のひとつと推測されます。
「iPhone」に関しては、前回3月の調査から10%未満程度の減少を示唆していますが、3G「iPhone」投入でおよそ250%UPして300万ユニットにまで増加すると予測しています。6月、9月、12月期での3G「iPhone」受注見込みは当初の1,100万台ベースという予想を50万台下回るものですが、Appleの数値予測に詳しい情報源によると1,100万台販売の可能性が無いともいえないと言及。
Macについては、前回調査からみてやや減少、「MacBook Air」に注力したことが「MacBook Pro」の減少が響いた形に。前期比で15%減少するとの見方を示しています。
概して、これらから言えることは、過去2ヶ月間、Appleの業績はそれほど悪く無いといえると締めくくっています。

Ars Technicaでは、AppleがIntel社のAtomプロセッサを採用するかどうかについてIntel社が口をつぐむなか、Netkasより得たアイデアをもとに、匿名情報源から得られた情報によって、AtomベースのシステムにLeopardを搭載してベンチマークが得られたと伝えています。
情報源は、明らかに公表されていないAtomシステムの情報をつかんでおり、「PC_efi」と呼ばれるソフトウェアを使用することでベンチマークが取得できたとしています。
Xbenchのスコアは、Mac mini G4で平均値46.87、QS PowerMac G4で同44.33となり、また、現行の Core 2 Duo搭載のMacBookでは93.35になりました。
結果的に、数値的にみると、ウェブ・サーフィンやE-メールチェック、iTunesでの音楽鑑賞、軽めの書類編集ができる程度のもので、驚くようなことは何も無かったようです。AtomシステムでLeopardを搭載することはできましたが、AppleがAtom向けのデバイスに興味があるかどうかは不明。現状では、ARMベースのプロセッサの方がパフォーマンス的にも消費電力的にも明らかにアドバンテージがあるようです。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
0.6〜2.5ワットでは携帯電話への搭載は無理。ただ、ダイ（半導体本体）のサイズは25平方ミリと非常に小さく、ニーズに合わせて最大 1.8GHz まで動作速度を高めることが可能で、しかも、ハイパースレッドをサポートしているので、現在Macに使用されているCore 2 Duoと完全に互換性があります。
これが、噂になっている「タブレットMac」に採用される可能性は無いとは言えません。

Adobeが「エッジニュースレター vo.24」を配信しています。「Adobe AIRコンテスト」や「待望のDirector 11」「CS4ベータ登場！」の記事などが掲載されています。
ちなみに、「Dreamweaver CS4 ベータ（英語版）」について、「Dreamweaver CS3」のほかにも、「GoLive 9」と「GoLive CS2」のシリアルNo. を持っていれば、ダウンロードの際にパブリックベータ版のシリアルを入手することで、正式版が登場するまで試用できます（シリアルNo. がない場合は2日間のみ試用可能）。「GoLive」は v.9までOKなんですね。

NYタイムズでは、スウェーデン最大のモバイル通信会社TeliaSoneraが、年内に「iPhone」を北欧スカンジナビアのスウェーデン、ノルウェー、デンマークやフィンランドおよびバルト三国（リトアニア、ラトビア、エストニア）で販売すると発表した件について、市場調査会社GartnerのアナリストLeif-Olof Wallin氏によると、モバイル通信先進地域であるスカンジナビアエリアでこのように包括的な販売が発表されるということは、3G版「iPhone」がまもなく投入されることのサインであるとの指摘を掲載しています。
また同時に、同氏は、

現行モデルの「iPhone」は、日に日に在庫が少なくなってきているのを我々は確認しています。6月9日（月）にスタートする Worldwide Developers Conference（ワールドワイドデベロッパカンファレンス：世界開発者会議）で、新機種が発表されることは非常に理にかなっているといえます。

と述べています。

TechRader UKでは、Samsung（サムスン電子）が、同社の新型携帯電話SGH-L870で、Appleのモバイル版ウェブブラウザ「Safari」を採用していると伝えています。モバイル版「Safari」がAppleの「iPhone」および「iPod touch」以外で採用されるのは初めてのこと。ちなみに、この「L870」は、タッチパネルスタイルではありません。欧州で8月発売予定。
【UPDATE】
その後の情報で、GIZMODOでは、搭載されるブラウザは「Safari」ではなく、Nokiaのスマートフォン用プラットフォーム「S60」ではないかとの見方をしています。
ちなみに、この「S60」は、オープンソースであるSafariのフレームワーク「Webkit」ブラウザテクノロジを採用しているので、単にこのことを言っていたのかな？
「Webkit」は、Apple、Nokiaのほか、Google、Motorolaなどにも使用されています。

Macworld UKでは、Thomson Financialのレポートによると、オランダの通信大手KPNがオランダ国内における「iPhone」の販売権についてAppleと交渉中であると伝えています。
発売時期はもちろん、契約の内容や会談の期間は明らかになっていません。
ただ、KPNのスポークスマンは、

Appleからオランダ国内での「iPhone」販売に関して接触がありました。もちろん、会社は「iPhone」に興味を持っています。

と述べています。
昨日、スウェーデン最大のモバイル通信会社TeliaSonera ABが、年内に「iPhone」を北欧スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドおよびバルト三国（リトアニア、ラトビア、エストニア）で販売すると発表しました。

ifoAppleStoreでは、イタリアのメディアサイトsetteB.ITが、ジュネーブとチューリッヒのApple Store候補地について写真ツアーを掲載していると伝えています。両都市向けに今年の2月にはAppleの求人広告も出ていました。
この他にも、ドイツのミュンヘンに店舗がオープンする予定。