携帯音楽プレーヤー市場では、Appleの「iPod」シリーズがシェアを独占する状況がしばらく続いています。最新のBCNランキングでも1位〜14位までのトップ14を独占。
CNET Japanでは、このような「iPod」の支配を打ち破るにはどうすればいいかの考察が記述されていますが、現在の状況で「iPod」以外のプレーヤーがうまくやれる実際的な見込みはまずありそうにないとし、さらに、大半の企業は2位の座を得ようとしてお互いに最良の機能をコピーしあっている状況だと伝えています。

こんな競争は終わりにして、何か新しいことを試みるべきだ。さもないとわれわれは、同じデバイスに退屈なアップデートを繰り返しながら、革新的なプレーヤーの登場を渇望する心を精いっぱいなだめるほかない状況から抜け出せない。今、そんな革新的なデバイスがすでにあるなら、ぜひ教えてほしい。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
「iPod」の独占状態を破ろうとするならば、「携帯音楽プレーヤー」という形態ではもはや無理なのでは？携帯電話やウルトラモバイルデバイスといった別の形態でのアプローチが必要だと思います。例えば、もし「iPhone」を持っているなら「iPod touch」を買うことは（あまり）考えないでしょう。
「iPod」に正面から対抗するのではなく、「これがあるから iPod を持ってなくてもいいかな」と思わせればいいのでは？逆をいえば、「携帯音楽プレーヤー」というカテゴリがクローズアップされている限り、「iPod」は安泰ともいえそうです。

アップルが教育事例に「東北福祉大学／東北福祉大学がWindows PCからMacBookにスイッチした理由」を掲載しています。
同大学では、これまでの3年間、Windowsノートを学生に提供してきましたが、2008年4月より、学生一人につき1台の「MacBook」と「iPod nano」を無償貸与することになったそうです。
「MacBook」にスイッチすることで、さらに魅力的な学習環境を提供することができ、「iPod nano」と「Podcast」を活用した学習や、「iPod touch」用SDK (Software Development Kit）の開発も視野に入れているとしています。
なお、東北福祉大学では、ノートパソコンを導入する際、8社11機種を比較検討したそうです。
PCサポートセンター副センター長似内寛氏は、

これまで使っていたWindowsマシンの場合ですと“コンピュータは勉強するための道具”だと思っている学生が多かったと思います。将来の就職や資格のために必要なソフトウェアの勉強をして、“あと何を覚えればいいですかね？”と質問してくるような学生が多い。でもコンピュータは勉強だけでなく、情報収集や趣味といった日常的なツールとして使ってほしいんです。日常的に使うことで結果的にコンピュータ・リテラシーが高まりますからね。MacBookは製品としての魅力はもちろん、iLifeといったソフトウェアが最初からバンドルされていますので、学生たち自身が自発的にいろんな使い方をしてくれるんじゃないかという期待をしています。また、MacBookであればMacOS、WindowsOS、Unixと、様々なOSを触ることができます。若いうちにいろんなOSを体験できることも、また一つの魅力ですね

と述べており、また、
同大学PCサポートセンターの舘野圭介氏によれば

MacBookを引き渡す際の講習会で“おおー”という感動の声が上がったんです。過去3年間、ノートパソコンを学生一人に一台配布してきましたが、これまでとは全く違う反応でしたね。女子学生なんかはやはり、箱を開けた瞬間に“かわいい！”と喜んでいました。iPodを配布するということも含めて、かなり反響は大きかったですね

とのこと。

リッチ・インターネット・アプリケーション（RIA）実行環境「Adobe AIR」のアップデート v1.0.1 がリリースされています（16MB・英語版のみ・システム要件）。

ifoAppleStoreでは、アラバマ州・ハンツビルのBridge Streetショッピングモール関係者によると、Apple Storeハンツビル店が今週末の土曜日（2008年5月31日）現地時間午前10時にオープンすると伝えています。同州では初となるストア出店。これにより、Apple Storeは、2001年初出店以来、アメリカ南部エリア全域をカバーすることになります。

POPFile開発プロジェクトから、自動メール振り分けツール「POPFile」の最新版 v1.0.1 がリリースされています。
POPFileはJohn Graham-Cumming氏によって開発されたナイーブ・ベイズ法を利用したメール分類ツール。POP3、SMTP、NNTPの各プロキシとIMAPフィルタ、ウェブインターフェースで構成されており、Perlで動かすためWinやMacなどさまざまなプラットフォーム上で、ほとんどのメールクライアントで動作可能。
この自動メール振り分けツールにより「スパム」と「普通」のように分けることも、あるいは「仕事」や「趣味」などのように好きなように決めたカテゴリーごとに分類することも可能。
このバージョンではいくつかのバグが修正され、小さな機能追加がされています。寄付ウェア。

BPnetでは、インフォメーションコンシェルジェ林伸夫氏の「Long and Winding Mac」コラムで、Mac OS Xでファイル共有する際に、ディスクやフォルダのアイコンからは表面上どのプロトコルでボリュームがマウントされているのか見分けがつかないので、ネットワーク経由でドライブを使用する場合は注意が必要だと述べています。
解決方法としては、一旦すべてのネットワークボリュームをアンマウントし、Finderから「サーバーへ接続」を選択し後、「afp://IPアドレス/ボリューム名」と打ち込むことで、afp接続でボリュームをマウントするように設定すれば確実。

asahi.comでは、「R40秋葉原電脳日記 〜 AirMacで趣味も仕事もつなごう」と題したライター藤木俊明氏のコラムが掲載されており、このなか同氏は、

「AirMac Express」のおかげでWindowsとMacがわたしの生活に共存することになりました。「趣味の部屋」と「仕事の部屋」がひとつに融合した気がするのです。

と述べ、通信環境の良くない古い建物がAirMacによって快適になったと記述しています。

ITmediaでは、セキュリティ会社Sunbelt Softwareのブログによると、米Appleオンラインストアそっくりなサイトに見せかけ、ユーザからクレジットカード番号やパスワードなどをだまし取ろうとするフィッシング詐欺サイトが見つかったと伝えています。
この偽サイトはAppleのロゴを使い、本物のAppleストアにそっくりなデザイン。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
最近では、偽iTunesページも登場しており、個人の金融情報を要求するサイトへの注意は常に必要。
Appleの世界的なシェアが増加し同社製品やサービスが多くのカテゴリで広がりを見せるなか、脆弱性やMacだから安心的な心理状態をターゲットにした悪質な攻撃が確実に増加しています。MacユーザはWinユーザに比べて、セキュリティに対して何も対策をしていないことを誇りにするほど脇が甘く、悪意のある攻撃に対して無防備であるとの見方も。

japan.internet.comでは、Adrian Kingsley-Hughes氏の記事の中で、Mac OS Xの最新バージョンLeopard について、機能や仕様ついて不満を訴えるネット上の声を多く耳にしてきており、これはWindows Vistaユーザに見られる症状「Vista 熱（Vistaitis）」に感染しているのではないかと問題提起しています。

Vista熱（Vistaitis）とは
Vista熱の根本的な原因は分かっていないが、この病気にはOSの新しい機能や仕様に対して非常に強い嫌悪感を抱くという症状がある。

Windows XPがメジャーアップデートをさぼったツケ。

Macユーザーの間でVista熱が大流行している背景にあるものは何だろうか？　筆者は、Macユーザーベースの拡大と少なからず関係があるのではないかと憶測してみたい。彼らの多くは、自分たちの問題の解決を期待してWindowsからMacに乗り換えてきたのだ。

= 中略 =

過度の期待から失望が高まることほど嫌なことはない。もちろん、Mac OSは素晴らしいが完璧ではない。また、当然ながら最終的に完成されるOSは1つもない。
OSに不満を訴えることが普通になるのなら、人々が望むのは開発者が思い描くOSではなく自分たちが望む通りのOSだという考え方にMicrosoftもAppleも慣れなくてはならない。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
ここ数年でユーザ側の要求がより複雑化し、また広範囲に渡るようになり、完全にすべての要求にアジャストしたものがアウトプットしにくくなっているのが現状。また、ネット環境の整備により、アップデータが容易にリリースできるようになったという側面もあると思います。

Mac OS X 10.5.3 新たなシード配布、リリースは間近か
MacScoopでは、今日、Appleが開発者向けにMac OS X 10.5.3「Build 9D34」を配布していると伝えています。
Mac OS X 10.5.3については、これまでの数週間で複数回のシードが行なわれており、延べ200以上に渡る不具合がさまざまな項目に渡って修正されています。
今回の「Build 9D34」では、Audio/Videoアプリケーション、802.1X、アクティブディレクトリおよびディレクトリサービス、 AirPort、どこでも My Mac、グラフィックス、インストーラー、Mail、SpacesおよびTime Machineに関するテストが重点的に行なわれているとのこと。また、パフォーマンスの改善のためカーネルの設定がいくらか手直しされています。
Mac OS X 10.5.2のビルドでもそうでしたが、開発者向けシードはやや大きめのファイルサイズになるとはいえ、今回のMac OS X 10.5.3「Build 9D34」アップデートのファイルサイズは0.5ギガ（500メガバイト）に迫るものになっています。
今ビルドでは、既知の問題はリストアップされておらず、まもなくこのアップデータがパブリックリリースされる見込みです。