W3C (World Wide Web Consortium) が、HTML4に代わる次世代のHTMLとして策定を進めていた「HTML 5」の初期草案を公開しています。HTMLの5つめの改訂バージョンとなる「HTML 5」には、MicrosoftやApple、Operaなどの開発チームも関わっており、エディターとして、Apple社のSafari担当エンジニア David Hyatt氏の名も記されています。David Hyatt氏は、2002年7月15日からApple社に勤務している人物ですが、その前はAOLに勤務しており、ChimeraやMozillaのコード開発者としても有名です。

Mobilewhackでは、Appleはオーストラリアでの「iPhone」販売を巡って、同国内第2の通信会社オプタスの親会社であるシンガポール・テレコムと交渉を行っていると伝えています。ただし、記事によると、オーストラリアでは既に多くの人が、eBayなどで購入したロック解除「iPhone」を使用していると指摘しています。

ZDNet Australiaでは、IBMのスポークスマンによると、「iPhone/iPod touch」対応版ネイティブLotus Notes（Lotus Notes mail for the iPhone）がまもなく発表されるだろうとAP通信などが伝えていた件について、現在開催中の「Lotusphere」カンファレンスでの発表はないと語ったと伝えています。
これで、来月にAppleからリリースされるソフトウェア開発キット (SDK) の公開後に発表される可能性が高まりました。

英ARM社は、「iPod」ファミリーや「iPhone」でも使用されているARMプロセッサが、累計生産数で100億個を達成したと発表しています。
同社のプロセッサは、携帯電話、ネットワーク、デジタル家電、プリンタ、画像、自動車、セキュリティ、ストレージ機器など幅広い分野で数多くのブランドに使用されています。

Mac Rumorsでは、前回のシード（9C16）から1週間も経っていないなか、今日Appleから新しいバージョンのMac OS X 10.5.2「Build 9C20」が開発者向けに配布されたと伝えています。既知の問題はリストアップされていませんが、グラフィックドライバを独立させて「Leopard Graphics Update」(Mac OS X 10.5.2後のインストールが必須) という名称にしているということです。
未確認の情報ながら、1月25日（金）に「Mac OS X 10.5.2」がリリースされるかもしれないという指摘があります。このアップデートには多くの不具合の修正のほか、光学式ドライブの共有を可能にするDVD/CD共有設定や半透明のメニューバーをオプションで可能にするデスクトップ設定、Stacks機能のリストビューなども含まれます。

cre.ations.netでは、「iPhone」の最新ファームウェアversion1.1.3では、アプリケーションのインストールに対するシステム構造が準備されており、また、開発者達がソフトウェア開発キット（SDK）を使って容易にプログラムできるようにフレームワークに多くの変更点が加えられているようだと伝えています。また、ウィジェットのサポートも含まれるようです。

Appleだけでなく多くのハイテク株が売られる展開になっており、Googleもこの1週間で株価が10%以上下落しています。そのほか、IntelやHPも約10%、Microsoftが約8%、この1週間で下落しています。
【in Addition】
Wall Street Journalでは、投資家にとってはある意味グッドニュースで、急落したApple株やGoogle株は、今が買い時かもしれないと伝えています。

一部アナリストは、Appleの2007年10〜12月期での「iPod」の販売台数を最大2,500万台と予想していましたが、同社の業績発表では2,212万1,000台にとどまり、市場の予想を大きく下回る結果になりました。ただ、出荷台数の伸び率（前年同期比5%増）に比べて、売上高（同17%増）が大きく成長していることから、高価格帯の「iPod touch」などの販売数が好調だったことがうかがえます。

Appleは、2007年10〜12月期決算において、四半期ベースで過去最高の売上高と純利益を発表しましたが、2008年1〜3月期の業績見通しが慎重だったため、悲観的なシグナルと受け止められ、決算発表後に同社株価が急落しました。
時間外取引では、10%以上下落しており、136.53ドルの株価になっています。
同社の株価は昨年12月27日に最高値202.96ドルを記録しましやが、今年に入り米景気低迷の影響などもあって下降気味でした。それでも先週の月曜日の同社株価は約180ドルのレベルを確保していましたが・・。

Apple史上最高の売上高と純利益を記録

Appleは、2008年1月22日西海岸時間午後2時／東部同5時からカリフォルニア州クパティーノで、2008年度第1四半期（2007年10〜12月期）の決算を発表しています。
これによると、すべてのカテゴリーで大幅に売り上げを伸ばしており、総売上高は96億800万ドル（前年同期比 35%増）、純利益は15億8,100万ドル（前年同期比 57%増、1株当たり1.76ドル）となり、共に過去最高を記録しました。同四半期の粗利益率は34.7％と、前年同期の31.2％から向上しており、また、米国外からの売り上げが、全体の45％を占めています。

この四半期中の各カテゴリの出荷台数は以下の通り。

Appleのスティーブ・ジョブズCEO（最高経営責任者）は、

Apple社史上過去最高となる売上高と純利益を発表できてたいへんうれしく思っています。「MacBook Air」や「Mac Pro」、「iTunes ムービーレンタル」などを今年のスタートわずか2週間内で発表しているように、Appleは2008年もさらに強力な製品やサービスを提供していきます。

と述べています。

来期の見通しはかなり控えめ、株価は大幅下落

Appleのピーター・オッペンハイマーCFO（最高財務責任者）は、

2008年度の第2四半期（1~3月期）の見通しについては、売上高が約68億ドル，希薄化後の1株当たり利益が0.94ドルになるでしょう。

と述べており、市場アナリストの予想を大幅に下回る業績見通しを明らかにしました。

米景気の低迷やApple業績発表の場で来期売上予想の悲観的な数字が示されたことに起因し、この日のApple株は時間外取引で急落（-11.38%）しています。