12月27日（米国現地時間）、米NASDAQ市場におけるApple株の動きですが、取引開始直後わずか1時間足らずで3ドル以上値を上げ202ドル台で推移しており、Apple史上最高値を更新しています。今までの最高値は昨日の200.96ドルでした。20世紀フォックスとの提携やホリデーシーズンの売上が好調であることなどから買いが先行している模様です。
【UPDATE】その後若干値を下げており201ドル台前半での商いになっています。

【最終UPDATE】その後午後になって大きく値を下げ、結局この日は、前日の終値から0.38ドル安い（-0.19%）終値198.57ドルで引けました。出来高は28,411,624。本日の最高値は202.96ドルで、これはApple史上の最高値でもあります。

朝日新聞では、　警察庁は、自転車の正しい乗り方について教則を本格改正する方針を固めており、この「交通の方法に関する教則」の中では、音楽を聴きながらの運転も禁止・注意行為になると伝えています（改正は来春ごろの予定）。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
命に関わる問題ですから、当然の流れではありますが、「iPod」を聴きながらのチャリ禁止は、10代の若者には辛いかも？しかし、米国では今年、ニューヨーク州のカール・クルーガー上院議員により、「iPod」を聴きながら道路を横断すると100ドルの罰金を科す法案が提出されるなどマナーを超えた次元での問題になっています。要は、周囲の音やシグナルに注意を払えなくなるので、事故に繋がる可能性が生じるということ。
【UPDATE】
今日の日本経済新聞夕刊では、警視庁交通総務課によると、現在は指導・警告にとどまるが、悪質な場合は罰金を科すこともありうるとするコメントを伝えています。

New York Timesでは、Apple Storeは、客が長居することを奨励しているかのようであり、コミュニティ・センターの中にいる感じにさせてくれると同ストアを賞賛する記事を伝えています。

NNAでは、26日付経済日報によると、Appleが「iPod shuffle」のデザイン模造で台湾の茂嘉科技を訴えていた裁判で、台北高等行政法院は、Appleの主張を認める判決を下したと伝えています。
Appleは以前、茂嘉の「トップタンジェント」「Ezタンジェント」「スーパータンジェント（スーパーシャッフル）」という3製品の外観が「iPod」と酷似しているとして、行政院公平公益委員会（公平会）に対応を要請していましたが、公平会は当時、携帯音楽プレーヤーは形状がどれも似通っているが、両社の製品は色や使用方法が違い、使用者が混同することはないとこの訴えを却下。しかし、今回の高等行政法院の両製品の外観は似通っているとの司法判断を受けて、公平会は茂嘉を処分するそうです。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
今、この現代において、もっとも尊重されるべき「デザイン」や「アイデア」、「コンセプション」などを無視するような愚行は慎まれるべきであると考えます。コピーするのは、領収書の控えくらいにして欲しいものです。

NIKKEI NETでは、半導体最大手の米インテルと欧州半導体大手のSTマイクロエレクトロニクスが、年内を予定していたフラッシュメモリ事業の統合を来年春に延期すると発表したと伝えています。サブプライム問題の影響で融資調達額が大幅に減少したことによる延期。新会社は携帯電話やデジタル家電に使われるNOR型フラッシュメモリで世界シェア最大手になる予定。

Financial Timesでは、Appleが、メディア大手ニューズ・コーポレーション傘下の映画会社、20世紀フォックスとインターネット上のビデオ・オン・デマンド（VOD）サービスで提携したと伝えています。これにより「iTunes Store」で20世紀フォックスの作品をダウンロードすることが可能になります。正式な発表は年明け1月に開催されるMacworldの場になりそうです。
また、同記事では、Appleは、ソニー・ピクチャーズ、パラマウント、およびワーナー・ブラザーズとも協議中だとしていますが、Macworld開催までに合意に達するかどうかは不透明だと伝えています。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
映画というのは、そう何度も観るものでなく、1、2度程度しか観ない傾向がありますから、高い値段で売るより、手頃な価格でレンタルやVODで提供した方がいいのではということ。11月にリリースされた「iTunes7.5」のコード中に「映画のレンタル」と「ビデオオンデマンド（VOD）」の機能を示唆するコードが含まれていたことで、以前から噂になっていました。他で既にサービスが始まっており、完全後追いの状況でどこまで食い込めるかは未知数。20世紀フォックス以外の開拓も必要。

【UPDATE】
この件は、今日の日本経済新聞夕刊でも報じられました。

AppleInsiderでは、DigiTimesがピックアップしたEconomic Daily Newsの記事によると、業界筋の情報によれば、台湾のディスプレイパネルメーカーInnoluxが2008年の第2四半期中にタッチスクリーンを「iPhone」向けに供給し始めると伝えています。また、この時期は、12月初旬にCNBCのJim Goldman氏が6月までには3G版「iPhone」が出荷されるだろうとする主張にも偶然かも知れませんが一致します。

Appleが、ウェブサイトに「はじめてのデジタルミュージック」を掲載しています。「iPod + iTunes」をビデオチュートリアルでわかりやすく紹介。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
いつもながら米国のウェブデザイナーから送られて来たものをほぼ直訳に近い形で翻訳し、一部加工したコピーページ。米国ではこのページが12/11〜12/17にかけて制作されたのに対し、日本では12/25〜12/26にかけて慌てて制作された模様です。クリスマスに結構タイトなスケジュールですね。

アップルストア銀座では、本日12月27日（木）7:00 PMより、スペシャルイベント・まつばらあつしの「お手軽アニメーションのススメ」が開催されます（約1時間予定・入場無料）。イラストレーター、ライター、Flashアニメーターとして幅広く活躍するまつばらあつし氏による好評のセミナーイベント。今日は、デジタルフォトやイラストを素材に、Flashやシェアウェア（有料版ソフト）で手軽にアニメーションを作る方法を紹介。音やセリフに合わせて絵を動かすテクニックなども。

Financial Timesでは、英国でApple「iPhone」を独占的に販売している「O2」の次期CEOに決定している上級ディレクターMatthew Key氏が、先週カリフォルニアに滞在しており、Appleのスティーブ・ジョブズCEOと会談していると伝えています。同記事では、「iPhone」は予想を上回るペースで売れているようだと伝えており、また、「iPhone」効果は「O2」が英国携帯電話業界トップの座を固めるのに一役買っており、Matthew Key氏が来年発売が見込まれる3G版「iPhone」に期待を寄せている様子も記述されています。