Beatlesこそ「iTunes LP」にふさわしい最高のコンテンツだ

9月9日に開催されたAppleのメディアイベント「It’s only rock and roll, but we like it.」では、予想を超えるいわゆるサプライズに欠けていたとみる専門家も多いなか、The Beatles（ザ・ビートルズ）が初めてオンラインストアで発売されるのではないかと、ここ数年この時期に噂される例の話題も、結局いつものようにアナウンスされることはありませんでした。

しかし、米大手メディアによるジョブズ氏へのインタビューによると、ジョブズ氏は、「iTunes Store」でThe Beatlesを取り扱いたいと考えている答え、さらに、「それはおそらく来年になるだろう」と答えたということです。
耳を疑った記者が再度ジョブズ氏に問ったところ、「私はその件には楽観的だ」と述べ、The Beatlesと出版元のEMIとでは、解決すべきことに相違があるものの、うまく話がまとまれば、「iTunes」で発売されることになるだろうという見通しを示しました。見通しとして、来年、2010年のようです。

さらにジョブズ氏は、The Beatlesこそが「iTunes LP」にふさわしい最高のコンテンツになると語ったということです。

「iTunes LP」とは、「iTunes 9」に搭載された新デジタルフォーマットで、ライブパフォーマンスビデオや歌詞、アートワーク、ライナーノート、インタビュー、写真、アルバムクレジットなど、さまざまなビジュアル機能を含んだマルチメディアコンテンツとして提供されます。

「なぜビデオ撮影だけなのか」「デジカメとして使えないのか」

Appleは10日、ビデオカメラ、マイクロフォン、スピーカーを搭載し、スクリーンサイズが2.2インチに広くなった新しい「iPod nano」を発表しました。

新型Nanoには、ライブポーズとiTunes Taggingを搭載したFMラジオと歩数計も内蔵され、さらに、自動音楽チャンネル作成機能Genius Mixや、曲情報を声で教えてくれるVoiceOver機能などが搭載され、これまでに無いほどに機能性が高められています。

しかし、新しい「iPod nano」では、動画を撮影することはできるものの、静止画を記録することはできません。
つまり、ビデオカメラ機能のみであり、写真撮影に対応したデジタルカメラ機能は実装されていないということです。
なぜでしょうか。

NYTによると、Appleのスティーブ・ジョブズ氏は、新Nanoが動画しか撮影できない理由について、それは技術的な問題であり、近年、ビデオ録画用のセンサーは非常に薄くなってきたものの、静止画を記録するためのセンサー、特に、高画質を維持しながら「iPhone 3GS」に搭載したようなオートフォーカス機能を備えるセンサーは、「iPod nano」に組み込むには厚みがあり過ぎると答えたということです。

多くの人びとが確実視していたこと -「Touchのカメラ」

日本時間10日午前2時から行われたAppleのメディアイベントで、新しい「iPod touch」がアナウンスされましたが、新型の「iPod touch」には、カメラは搭載されず、容量のアップとOpen GL ES 2.0サポートによるパフォーマンスの高速化、リモコンとマイク付きイヤフォンや「iPhone OS 3.1」サポート、および価格の引き下げが行われるに留まりました。

一番注目を集めていたカメラが搭載されなかったのはなぜか。ちなみに、「iPod touch」よりずっと小さなボディの「iPod nano」には、ビデオカメラ機能だけでなくマイクやFMチューナー、歩数計などまでもが実装されて、より多機能になりました。

NYTによると、Appleのスティーブ・ジョブズCEOはインタビューのなかで、フィリップ・シラー副社長が基調講演で述べた言葉繰り返して、「iPod touch」は、ゲーム機としての機能・存在感を重視しており、そのためには（ゲーム市場で勝ち残っていくには）価格を引き下げる必要性があったと指摘したということです。

ジョブズ氏は、「iPod touch」について、当初は明確な市場戦略などが無く、電話機能を持たない「iPhone」なのか、それとも「ポケットに入るコンピュータ」なのか、その方向性はハッキリしていなかったと認めています。
しかしながら、ユーザから得た答えこそが「ゲーム」機能を重視するという戦略であり、今日そのようなマーケティングを押し進めることにつながったということです。
よって、新生「iPod touch」のもっとも大きなポイントは、付加的なカメラなどのような機能ではなく、ズバリ価格を引き下げる点にこそフォーカスしたと述べられています。
実際の価格は、従来機の8GBモデルが27,800円から19,800円へと30%近く値下げとなり、新たな機能を備えた32GBモデルは29,800円（旧モデルは47,800円）、新たにラインアップされた64GBモデルも39,800円と価格が非常に抑えられています。

S.ジョブズ氏が復帰＝「戻って来れて幸せだ」

Appleは2009年9月9日現地時間午前10時から、サンフランシスコYerba Buena Center for the Artsで、「It’s only rock and roll, but we like it.」と題したメディアイベントを開催して、新しい「iPod ファミリー」、次期「iTunes 9」、「iPhone OS 3.1」などを発表しましたが、その基調講演の壇上に彼が戻って来ました。

6月末に長期療養から復帰後、初の公の舞台ということになります。

Appleは2009年9月10日（米国時間9日）、スティーブ・ジョブズCEOも登壇したメディアイベントにおいて、iPhone/iPod touch向け最新OS「iPhone OS 3.1」を発表しました。

「iPhone OS 3.1 ソフトウェアアップデート」は、「iPhone」ユーザには無料で提供され、一方の「iPod touch」ユーザ向けの「iPhone 3.1 ソフトウェアアップデート for iPod touch」は、v3.0未満のOSを搭載している場合は有料（600円）となります。
なお、最新OSは2009年9月9日以降に購入したiPod touch全モデルに含まれます。

■ iPhone OS 3.1 ソフトウェアアップデート

無料の「iPhone OS 3.1 ソフトウェアアップデート」には、前回のアップデートのすべての機能に加え、いくつかの新機能が盛り込まれています。ファイルサイズは約300MB。
「iPhone OS 3.1」では、Geniusのおすすめアプリケーションを表示したり、iPhoneにあるアプリケーションを新しい方法で整理したりできます。
また、音楽、ミュージックビデオ、Podcast、写真のシンク機能の強化、iTunes Card、コード、ギフトカードをApp Storeで使用可能、Bluetoothオンの時のWi-Fiパフォーマンス向上、フィッシング防止、オリジナルビデオを残したまま編集、iTunes Uコンテンツの整理、Exchangeカレンダー同期と会議出席依頼処理の改善、一部のアプリケーションアイコンが正しく表示されない問題を修正なども盛り込まれます。

■ iPhone 3.1 ソフトウェアアップデート for iPod touch

「 iPhone 3.1 Software Update for iPod touch」には、新しい「iTunes 9」のサポートとして、「Genius Mix」や、「iTunes」内仮想ホーム画面でのアプリケーション整理機能などのほか、Genius機能、Wi-FiでのビデオやPodcast、オーディオブックを購入ネットワーク型ゲーム、ステレオBluetoothなどが新たに提供されます。

Apple Store限定モデル「光沢ステンレススチール仕様」も追加

Appleは2009年9月10日（米国時間9日）、サンフランシスコで開催した「It’s only rock and roll, but we like it.」と題するメディア向けイベントにおいて、世界最小のミュージックプレーヤー「iPod shuffle」のラインアップ刷新を発表しました。

最新の「iPod shuffle」では、耐久性がアップするという酸化皮膜処理されたアルミニウムをボディに採用し、ピンク、ブルー、グリーン、ブラック、シルバーという鮮やかな5色のカラバリが用意されています。
すでに全モデルとも24時間以内の出荷に対応しており、直販のApple Online Storeでの価格は、2GBモデルが5,800円、4GBモデルが7,800円となっており、従来モデルよりも価格設定が引き下げられています。
また、高級感漂うApple Store限定の「光沢ステンレススチール仕様」モデル（4GB）は9,800円です。

主なスペックとして、ストレージは2GB/4GBのフラッシュドライブを採用し、音楽再生は最長10時間で、VoiceOver機能は20か国語に対応しており、さらに、本体には、Earphones with Remote (マイクなし) とiPod shuffle USBケーブルが付属します。パソコンとの同期にはUSB2.0ポートと最新の「iTunes 9」が必要（無料）です。 [Read More »]

ビデオカメラを搭載した第五世代の最新「iPod nano」＝これまでに無い多機能性

Appleは2009年9月10日（米国時間9日）、同社CEOであるスティーブ・ジョブズ氏も登壇したメディアイベントにおいて、第5世代目となる新型「iPod nano」を発表しました。


価格は8GBモデルが14,800円（旧17,800円）、16GBモデルが17,800円（旧23,800円）と従来より大幅に値下げされ、同日より同社直販Apple Online Storeや、Apple直営のApple Store、Apple Authorized Resellerなどを通じて出荷が開始されており、「Apple Store」では、送料無料で24時間以内の出荷が可能になっています。

酸化皮膜処理した光沢のあるアルミニウムボディによって外観にも磨きが掛かった新しい第5世代の「iPod nano」は、ビデオカメラが新たに搭載されたのが最大の特徴で、今までより大きくなった2.2インチのカラーディスプレイを採用し、9色のカラバリがラインアップされています。

主な機能として、内蔵マイク搭載により、音声も録音できる H.264 VGAビデオ（640 x 480/毎秒最大30フレーム/AACオーディオ）撮影対応のビデオキャプチャ機能を備え、最大15分前まで巻き戻し可能な「FMチューナー」や、内蔵マイクで録音できる「ボイスメモ」、曲名とアーティスト名を音声で教えてくれる「VoiceOver」機能のほか、「歩数計」や「Nike+」のサポートによりフィットネスにも強い味方になりそうです。
また、新しい「iTunes」で、デジタルミュージックやビデオコレクションの整理、ブラウズ、共有、アイテムの追加が簡単に操作でき、ウィッシュリストにアイテムを保存することもできます。

ほかにも、15種類の楽しいビジュアルエフェクトや、YouTubeでの公開やSNSとのシェアを簡単にできる、パソコンとの同期機能も強化されています。

新しい「iPod nano」は、カラバリとして、両モデルともシルバー、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、イエロー、ピンク、(PRODUCT) RED、そしてブラックの各色が用意されており、システム条件は「iTunes 9以降」となっています。 [Read More »]

カメラ無しの第三世代最新「iPod touch」

Appleは2009年9月10日（米国時間9日）、第3世代目となる新型「iPod touch」を発表しました。

同日のイベントでは、「iPod touch」はすでに2,00万台以上を売上ており、かつてないほどの成長をみせた製品だとしたうえで、その理由として、音楽やビデオ、アプリ、インターネット、そしてゲーム機能など、多様なニーズに応えられるデバイスであるからだと言及されました。

最新の「iPod touch」の同社直販Apple Online Store価格は、新たに加わった64GBモデルが39,800円、32GBモデルが29,800円となっており、既存スペック製品群として残る8GBモデルが従来の27,800円から19,800円に大幅値下げされました。
発売時期は、Wi-Fi規格の認可申請中であり、総務省から許可され次第発売開始となります（2〜4週間程度）。なお、8GBモデルは24時間以内の出荷が可能。

新しい第3世代の「iPod touch」（64GB/32GBモデル）は、プロセッサと内部メモリ（RAM）、3Dグラフィックスのアップデートにより従来比で最大50%速く動作し、OpenGL ES2.0をサポートするほか、ボイスメモや音声コントロールの操作ができるApple Earphones with Remote and Micが付属します。
また、同日リリースされた「iPhone OS 3.1」に対応し、システム条件は「iTunes 9以降」となっています。
しかしながら、驚きを持ってお伝えしますが、噂されて来たカメラは搭載されませんでした。やはり、直前に報じられた、搭載カメラの不具合はリアルだったようです。

また、再生時間は、これまでの基準が変更されて、ビデオは最長6時間、音楽は最長30時間となり若干短くなっています。

新デジタル・アルバム・フォーマット – iTunes LP

Appleは2009年09月09日現地時間午前10時から、サンフランシスコYerba Buena Center for the Artsで、「It’s only rock and roll, but we like it.」と題したメディア向け音楽イベントを開催し、基調講演に登場した同社CEOのスティーブ・ジョブズ氏によって、「iTunes」の最新メジャーバージョン「iTunes 9」が紹介されるとともに、コードネーム「Cocktail」と呼ばれて来た、新しいマルチメディア・デジタルアルバム・フォーマット「iTunes LP」が発表されました。

「iTunes」は世界23カ国で提供され、アカウント数は1億超となり、これまでに8億5,000万曲も売り上げたと言います。
MacおよびWindows向けに提供される「iTunes 9」は、ナビゲーションや同期機能が刷新され、新機能としてラジオステーションのように機能する「Genius Mixes」や、「iPhone/iPod touch」のホーム画面のドラッグ&ドロップによる管理機能、他のコンピュータのライブラリへコピー可能となる「Home共有」機能、Facebook/Twitterとのプレイリスト共有機能などが新たに搭載されます。
「iTunes 9」すでにリリースされて入手可能ですが、今現在、ソフトウェアアップデートではまだ提供されていません。

また、「iTunes Store」では、新たに「iPhone」向け着信メロディが30,000曲用意され、1本あたりの価格1.29ドルで販売されます。

新しいマルチメディア音楽フォーマットとしてアナウンスされた「iTunes LP」は、ファンにとって貴重なボーナストラックやライブビデオ、オリジナルセッション、デジタルフォト、ライナーノートなど、さまざまなマルチメディア・コンテンツが同梱されます。
この新デジタルフォーマットは、 内容的にDVDと同じような性質を持っていますが、完全にWeb経由で提供されるという点において、これまでに無いまったく新しいインタラクティブなマルチメディアコンテンツといえます。

「It’s only rock and roll, but we like it.」

Appleのメディア向け音楽関連イベントがまもなくキックオフです。

［Photo via Engadget］