ミラノのカルガーテにApple Storeがオープン

Appleは今週末、イタリアで同国で2番目となる直営店をオープンしました。Appleは今四半期中にApple Storeを世界で新たに21店舗オープンする予定です。
経済不況により世界中の小売店が苦戦するなか、Appleには「iPhone 3GS」というキラーガジェットを持っている強みもあり、同社直営店は今年上半期の売上ベースで、前年比約2.5%増となる30億ドルを計上するなど健闘を見せています。

さて、今週末、イタリアのカルガーテでグランドオープンを迎えた「Apple Store Carosello」は、徹夜組を含む大勢の客でごった返し、大盛り上がりをみせたようです。世界では259番目のApple直営店ということになります。

[Read More »]

“It’s only rock and roll, but we like it.” – 準備始まる

Appleは9月9日（水曜日）現地時間午前10時から、プレス向けの音楽関連イベントを開催しますが、会場となるサンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsには早くも巨大グラフィックス広告が登場しています。

Appleは9日のイベントで、新しい「iPod touch」と「iPod nano」を披露する予定であり、併せて新しい「iPod classic」を発表すると噂されています。
次世代の「iPod」ファミリーにはカメラが搭載される見込みであり、「iPod touch」では動画の録画にも対応するようです。

同日は、「iPod」シリーズのアップデートのほかにも、「iTunes」の次期バージョン「iTunes 9」、iPhone向けにカスタマイズされた「着信メロディ」やThe Beatlesの「iTunes Store」からの販売開始、新音楽フォーマット「Cocktail」などが発表されると囁かれています。

ほかにも噂として、iPhone OS最新版「iPhone OS 3.1」のリリースや、「Apple TV」および「iMac」がアップデートされるとの未確認情報もあります。

イベント会場となるYerba Buena Centerの窓ガラスには、プレス向け招待状に描かれていたグラフィックスがそのまま拡大され用いられています。
シルエットになったキャラクターがダンスしながら持っているのは「iPod touch」のようです。

この広告はおそらくは布地系のバナーではなく、ウィンドウの外側からスコッチプリントなどの大型インクジェットプリントで出力したフィルムを直接貼り付けているようです（または出力したフィルムを貼付けたボードを設置）。
サイズは縦横それぞれ10メートル以上はありそうです（つまり100平米以上）。
広告制作も承っているTsugawa.Tvでこの規模の広告制作および施工を請けるとすれば、デザイン校正＋フィルム出力＋クレーン代＋施工＋現場管理費込みで、ざっと150〜180万円といったところでしょうか。

なお、9日のプレスイベントで、AppleのCEOであるスティーブ・ジョブズ氏が、復帰後始めて公の場に姿を現して、基調講演を行うかどうかは不明です。

Commodore 64 Emulator「C64」

今年6月にその存在が明らかになったものの、Appleにより何度か却下されて来たManomioの「コモドール64」エミュレーター、「C64 」がついに承認されてApp Storeに登場しています。
ファイルサイズは 4.0 MBで、iPhone OS 2.2以降を搭載したiPhone/iPod touchに対応します。

「コモドール64」は、1982年に発売されたカラー表示対応の家庭向けコンピュータで、テレビに直接つないで使用できたため、当時主にゲーム用として流通しました。
「C64」(v1.0) は、ライセンスを取得して開発されたエミュレーションとしてリリースされ、Appleが正式に承認してApp Storeで発売される初のゲーム機エミュレーターということになります。しかし、今回の製品リリース版ではソフトウェア開発環境BASICは搭載されていません。
「C64」には、5本のゲーム（Dragons Den / Le Mans / Jupiter Lander / Arctic Shipwreck / Jack Attack）が同梱されており、価格は600円です。
主な特徴として、ポートレート／ランドスケープに対応するほか、クラシカルなサウンドや、フルスクリーンモード、自動セーブ機能など。
今後、順次ゲームタイトルが追加されることになっており、近日中に「Bristle」、「Astro Chase」、「Commodore Sports Pack I」が登場予定です。

[Read More »]

「Quickoffice for iPhone」最新版で日本語変換が可能に

モバイルオフィスソフトプロバイダのQuickofficeは5日（米国時間）、iPhone/iPod touch向けオフィススイート・アプリ「Quickoffice Mobile Office Suite」が日本語をサポートしたことを明らかにしました。
動作環境は、iPhone OS 3.0以降を搭載したiPhone/iPod touch。

「Quickoffice Mobile Office Suite」は、Microsoft Word文書やExcelスプレッドシートをiPhone/iPod touchで編集可能にした初めてのアプリ。これまでは日本語変換が機能せず、日本のユーザの間では不満が募っていました。
最新版となるVersion 1.4.1 ではついに日本語の対応が加えられ、Office Open XMLをサポートするので、Microsoft Office 2007 for Windows／Office 2008 for Mac の「Word（.docx）」および「Excel（.xlsx）」ファイルの編集と作成が可能となっています。PowerPoint/PDFについては編集は不可ですが閲覧は可能。

価格は1,700円とiPhoneアプリとしては高価ですが、米Gizmodoが今週発表したiPhoneアプリ2009秋版ベスト50にランクインしたほか、PC WorldのマストアプリTop10にも選ばれました。
Quickofficeの最新情報は、同社Twitter@Quickoffice経由でフォローできます。

［関連記事］Microsoft Excel/Word互換のiPhone版オフィススイート「Quickoffice」(09-04-22)

Googleエリック・シュミットCEOのApple取締役辞任の記憶がまだ新しいなか、米国証券取引委員会（SEC）にAppleが米国時間4日提出したForm 4（via Fortune）によると、Apple取締役会の主要メンバーの一人であるIntuit社ビル・キャンベル会長が、8年間保有していたApple取締役ストックオプションを含む6万株ものApple株式（8月末時点でおよそ1,000万ドルの価値）の名義書換を申請したということです。

Appleのスティーブ・ジョブズCEOと親しく、良きアドバイザでもあるキャンベル氏が、どのような目的で誰に対して株式の名義変更を行ったかは不明ですが、有効期限が2011年から2018年までのものが含まれていました。

キャンベル氏は、Googleのエリック・シュミットCEOとも親しい仲であり、Googleの取締役ではありませんが、例外的にGoogle社の取締役会議には出席しているといいます。
同氏がどのくらいのApple株を保持していたのかは不明ですが、今回のタイミングとボリュームは注目に値します。シュミット氏は、取締役の兼任を理由に、今年8月3日に辞任を表明したばかりです。

Appleの取締役は、ジョブズCEOとキャンベル氏をはじめ、アル・ゴア元副大統領やAvon社アンドレア・ジュングCEO、元クライスラーCFOジェロム・ヨーク氏、ジェネンテック社アーサー・レヴィンソン会長、J.クルー社ミラード・ ドレクスラーCEOによって構成されていますが、実力者であるエリック・シュミット氏に続いて、ジョブズ氏の盟友であるキャンベル氏を失うことになれば、Appleとジョブズ氏にとってちょっとした痛手になりそうです。

ペプシコーラからAppleのCEOに（砂糖水を一生売り続けたいのか？それとも世界を変えるチャンスをつかみたいのか？ “Do you want to spend the rest of your life selling sugared water, or do you want a chance to change the world?” と）ジョブズ氏に口説かれて引き抜かれたジョン・スカリー氏のもと、ビル・キャンベル氏は、1983年にマーケティング副社長としてAppleに加わりました。
同氏はClarisソフトウェア部門を受け持ったものの、スカリー氏が分社化を拒否したことで、キゃンベル氏を含む多くの管理者が辞職したという経緯があります。スカリー氏は、Appleからジョブズ氏さえも追放しました。
ちなみに、Clarisはその後、FileMakerの開発に注力すべく、会社名をFileMaker Inc. と変えて現在に至っています。ですから、現FileMaker Inc. は米Appleが100%出資する子会社であり、日本のファイルメーカー社は米FileMaker Inc. の子会社にあたります。
ジョブズ氏がAppleに復帰すると同時に、キャンベル氏はAppleの取締役として迎えられました。
キャンベル氏は低姿勢で知られ、ハイテク業界以外ではほとんど名が知られていない存在ですが、シリコンバレーでは陰の実力者として知られています。

Skype Version 1.2

Skypeは4日（米国時間）、iPhone/iPod touch版「Skype」の最新バージョンとなるv1.2をApp Storeで公開しました。
ファイルサイズは5.4 MBで、システム要件としてiPhone OS 2.2以上が推奨されています。

「Skype for iPhone/iPod touch」は、Wi-Fi環境でSkypeユーザ同士の無料通話やIMが可能になるほか、固定電話や携帯電話へも低料金で通話やSMSが可能となる無料アプリ。iPhoneのほか、第2世代「iPod touch」でもヘッドセットマイクを使用すれば利用できます。

今回のアップデート（v1.2）により、サインインしていない時のSkype通話転送設定や、Skype間通話のパフォーマンスと通話音質の改善、タブからのSMS送信機能、接続処理時間の短縮、コンタクトのステータス更新時間の短縮、ロック状態でのオンライン/オフライン設定機能、ステータスや電話番号の視認性に優れたコンタクトグループ対応、電話番号名の編集機能、SafariのURLスキーム、新規アカウント作成時の利用言語からの国の抽出、グループチャットのプロフィール写真表示、プロフィール写真削除、ヘルプ機能強化、プロキシ設定の改善などが提供されます。

Skypeは今年3月31日に公開され、わずか2日足らずで100万件を突破（毎秒6ダウンロード）したことでも話題になりました。
Appleは、このようなVoIPアプリの使用をWi-Fi接続必須として、EDGEや3Gなどの携帯電話回線での使用を認めていません。
電話会社にとっては大きな脅威で、一部の国では締め出しの動きがあり、また逆に、動作がWi-Fiに限定されるのは不公平だとする意見もあります。

4億500万人超のユーザを抱えるスカイプ・テクノロジーズ社は、ネットオークション最大手のeBay傘下ですが、eBayは2009年9月1日（米国時間）、Skype株式の65%を投資家グループに19億ドルで売却すると発表しました。4年前の買収価格は26億ドルでした。
手続き完了は2009年第4四半期の見通しで、1億2500万ドルの証券も受け取るとされています。
eBayは当初、2010年上半期にSkypeを独立分離させて新規株式公開（IPO）する予定でしたが、環境などの変化もあり、投資家グループとの協議がまとまりました。eBayは引き続き、Skype株式の35％を保持し続けます。
eBayは、売上を伸ばし続けるSkypeの価値を認めつつも、中核ビジネスであるネットオークションとのシナジーが薄いとみていました。

CROSS iPhone × Android

CSS Niteによると、Appleの「iPhone」と、Googleの「Android」にフォーカスを当てて、5名のスピーカーがそれぞれの特長やソフトウェア・コンテンツの開発方法を紹介するという、Webクリエイター向けのイベント「CROSS（クロス）」の参加申し込みがスタートしたということです。

「CROSS（クロス）」は、Apple Storeでイベント活動を行うことでもお馴染みのCSS Niteからスピンオフした、Webクリエイター向けのイベントであり、当日は「iPhone」の魅力や「Android」の仕組みなどについてのセッションが行われます。

出演者は、法林岳之氏（国内におけるスマートフォンの位置付けと可能性）、藤川真一氏（使えるよ！iPhone）、矢野りん氏（いいやつだよ！Android）、深津貴之氏（iPhoneのしくみ）、木南英夫氏（Androidのしくみ）の5名（カッコ内はセッション名）。
日程は、10月10日（土）14:00-18:00（13:30開場）で、場所はデジタルハリウッド東京本校（お茶の水）。参加費は4,000円（税込）。詳しくはCROSSまで。

「我々は多額の資金と労力を注ぎ込んだ」

米iPhoneユーザのネットワークパフォーマンスに対する不満が高まるなか、「iPhone 3G/ 3GS」ユーザ向けに9月25日からMMS機能を提供することを明らかにした米AT&Tは、伸び続けるデータトラフィックの需要に対応するため、ここ数年ネットワークのインフラ整備に努めてきたとし、今後もネットワーク設備の増強に向けて努力するという主旨のビデオをYouTubeに公開しました。

「iPhone」ユーザ向けに投稿されたこの動画のなかで、AT&Tは過去数ヶ月に渡り、MMS（マルチメディアメッセージングサービス）機能提供に向けて、全米の基地局整備を進めて来ており、同サービスは問題無くスタートできるはずだとしています。

最新の調査によると、携携帯電話市場が前年比ベースで6%のマイナス成長にあるなか、スマートフォン市場は27%のプラス成長となっており、通信会社にとっての帯域幅強化は、ますます膨れ上がるデータ通信量を支えるうえでも不可欠な要素になっています。

AT&Tはビデオのなかで、過去2年間に380億ドルもの資金をつぎ込み、データトラフィック増に対応できるよう自社のインフラ整備を進めて来たとし、今後も通信品質の向上に努めたいとしています。 [Read More »]

マルチタスクではないサーバ間でやりとりする常時接続機能

位置情報の共有に対応したモバイル向けソーシャルネットワークサービスとして、WWDC 2008でも発表されたLoopt社のiPhoneアプリ「Loopt」が、アプリを起動していなくても、電波の届くエリア内であればリアルタイムに位置情報をアップデートできるようになります（日本では利用不可）。

情報によれば、この機能は、iPhoneのバックグラウンドで動作するのではなく、米国でiPhoneを提供する通信会社AT&Tが、サーバ間でデータをやりとりできる機能（Always-on）として、月額3.99ドルの有料サービス（14日間の試用期間有り）で提供するものであり、先ずは5,000ユーザを対象としたテストが行われます。
また、友人が近くにいればアラートで知らせてくれたり、目的地に着けば知らせてくれたりするなどの便利機能も搭載される予定です。

例えば、iPhoneアプリとしての登録が「却下」された「Google Latitude」は、単なるウェブサービスであり、サイトにアクセスしない限り位置情報は更新されません。もっともホーム画面に登録しておけば、1〜2クリックで更新できるので、Tsugawa.Tvチームでは定番アプリになっているのですが。

Appleは、「iPhone OS 3.0」の新機能として「Push Notification Service」を加えましたが、バッテリ寿命やプロセッサ負荷などの問題もあり、Palm Preなどのような自由度の高いマルチタスク機能は提供されていません。

[Read More »]

Appleの新iPod発表イベントが間近に迫り、先月あたりから第3世代「iPod touch」や第5世代「iPod nano」のケース写真やプロトタイプの動画等が次々とリークされるなか、またしても新iPodのケース写真が、アクセサリメーカーProportaのサイトに登場しました。

Proportaは、第5世代「iPod nano」向けケースの予約受付および一部商品の発売を既に開始しており、その説明書きによると、「カメラが追加され、スクリーンサイズが改良された」とあります。

この写真は合成のようにも見えますが、第5世代「iPod nano」はほぼ間違い無く、スクリーンサイズがアスペクト比1.33:1から1.5:1へと広くなるようです。それに伴ってクリックホイールの上下にあるスペースが狭くなっており、クリックホイール自体も若干小さくなっているように見えます。
また、クリックホイールが依然として使用されるということで、タッチパネルの採用は無いようです。