Adobeが「Snow Leopard」への対応を随時更新
Adobeは3日(米国時間)、「Photoshop」と「Creative Suite 3」について、「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」への対応状況を更新しました。
「Photoshop」については、「Photoshop CS4/CS3」において、カーソルキーで数値変更をする際のパフォーマンス低下に対しスライダーを代用するよう求めており、また、Exposéでドキュメントを表示した際、ウィンドウの青枠が約2倍に太くなるのは既知の問題で、Photoshopの機能には何ら影響しないとされています。
また、Safariで開いたWebページ上のイメージを、Dock内のAdobe CSアプリ・アイコンに直接ドラッグしても画像が開かない問題は、一度Macのローカル上にファイルをダウンロードしてから開くよう求めており、また、DropletはPowerPC用アプリなのでSnow Leopardでは動作しない点にも触れられています。
ほかに、新しいフォント「Menlo」選択時に、Photoshop/Premiere Pro CS3がクラッシュしたりエラー表示になる問題や、SMBプロトコル経由などでファイルやアプリを開いたり保存したりする際、散発的にクラッシュする問題などについては、現在Appleと共に問題の解決に向けて取り組んでいるということです。
「Adobe Bridge」については、レビューモードで高倍率でイメージを素早く閲覧する際にBridge CS4がクラッシュする問題に対し、1度に1つのイメージを閲覧するよう求めています。
また、Bridge CS3/CS4のプレビューでQuickTime 7.6 or Xにて動画が正常に再生されない問題は、別のアプリを再生用に代用するよう求めています。
また、既知の問題として、「Adobe Acrobat 8」で Adobe PDFのプリントが機能しなくなる問題や、「Firefox 3.x」で「Akamai Download Manager」を使用してAdobeのサイトからESDをダウンロードしようとするとクラッシュする問題、「Adobe Drive CS3」が機能しない点が挙げられています。
ほかに、「Creative Suite 3」で、Finderからファイルを開こうとした際に、ファイルを作成したAdobeアプリが起動しない問題については、File Extensionsの使用や、Finderからファイルの情報を確認して開くアプリを変更することで解決します。
Adobeは、公式には「CS3」製品のテストは「Snow Leopard」で行わないとしていますが、現状で報告されているのは上記の問題点のみであり、今後も随時最新サポート情報をアップデートしていく方針だということです。
つまりは、サポートを完全に証明するレベルのテストは実施しないものの、ユーザが「CS3」製品群を「Snow Leopard」で使用することを前提に情報や解決策を提供するという姿勢であり、実際のところ、それほど大きな問題は発生していない模様です。
ほかにも、「Adobe Photoshop 2 Lightroom」については、製品CD-ROMからインストールに失敗する問題について、製造時期によって「2.0」と「2.3」の2種類のバージョンがあり、「2.0」の場合のみ問題が発生するとされています。これに関しては、近日アップデータが公開される予定だということです。
なお、Adobeは現在、「Adobe Creative Suite 4」が最大15%OFFになる「アドビストア 夏の宝島2009」というキャンペーンを実施中です。