Apple新製品の登場を示唆＝「iProd」は噂のタブレットデバイスか？

Appleが7月28日にiPhoneデベロッパ向けにシードした「iPhone OS 3.1」の最新ベータ版「iPhone OS 3.1 Beta 3」（Build 7C116a）の構成ファイル（USBConfiguration.plist）において、「iProd1,1」という新しいモデル番号が記載されていたことが判明しました（下スクリーンショット参照）。

「iProd0,1」はすでに、3月の「iPhone OS 3.0」ベータ版システムファイルに記載されていましたが、「iProd1,1」は今回初めて確認されました。
バージョンが「0,1」から「1,1」にアップしているということは、Appleがこの新デバイスの開発を継続していているとみられ、「iProd0,1」はプロトタイプだと推測されますが、「iProd1,1」が見つかったことで「1,1」は製品の初代版を示唆し、新デバイスの登場が差し迫っているように思われます。

「iProd1,1」デバイスは、プロダクトIDが4762（「iProd0,1」は4757）で、「standardMuxPTPEthernet」という、「iProd0,1」とは異なった構成記述子の値が新たに割り当てられています。
通常のiPhoneモデルのインターフェースは「AppleUSBEthernet plist」となっていることから、この新デバイス「iProd」では、高速ネットワーキングが可能となるようです。

「iProd」がどのようなデバイスを指し示すのかは不明ながらも、9月に発表されると噂になっている「タブレット」型MIDデバイスではないかと一部で指摘されています。
しかしながら、この新デバイスが、iPhone/iPod touch向けのオペレーティングシステムである「iPhone OS」をそのまま搭載するとは考えづらいです。
ほかにも、新たにカメラが搭載されると噂の次世代版「iPod nano」（iPhone OSを搭載するとは考えづらい）や、「iPhone nano」のような新製品のモデル番号かもしれません。

いずれにせよ、現時点では新製品の詳細はまったく不明ですが、「iProd1,1」で指し示される新デバイスの登場は、早ければ今年9月のスペシャルイベントにおいて、スティーブ・ジョブズ氏によって明らかにされそうです。

［Ars Technica］

Mac OS X Snow Leopard／Windows 7にも対応予定

クォークジャパンは4日、DTPレイアウトソフトウェア「QuarkXPress 8」発売後初のメジャーアップデートとしてv8.1をリリースすると発表しました。

バージョン8.1は、昨年7月の発売後、8.01、8.02とマイナーアップデートを行ってきた「QuarkXPress 8」発売後初のメジャーアップデートとなり、数百に及ぶ不具合修正だけでなく、数々の機能拡張が導入されています。既存ユーザーは無償でアップデータを入手可能。

また、フル機能が使用できる60日間無料試用版もバージョン8.1へアップデートされています。

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DL版通常 9,800円 → 特別価格 4,980円に！

アクト・ツー（act2.com）は8月4日、Intel Mac用の仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」の販売2周年を記念して、「VMware Fusion 2 ダウンロード版」を特別価格で提供すると発表しました。

キャンペーン期間中（9月1日まで）、「VMware Fusion 2 ダウンロード版」が、通常価格9,800円のところ、1ヶ月完全限定で4,980円にて提供されます。

「VMware Fusion」は、IntelベースのMac上でWindowsアプリケーションを、Macコンピュータを再起動することなく実行できる仮想化ソフトウェアのこと。

1台のMacで、WindowsアプリがMacアプリ同様に動作して、MacとWindows間で相互にコピペやファイルのドラッグアンドドロップによるコピーが可能なほか、Windows環境のみで動作するUSB 2.0デバイスを完全にサポートするなど、WindowsとMacの壁を取り払うよう設計されています。

人気テンプレートをダウンロードして簡単にカスタマイズ可能に

ファイルメーカーは8月4日、パーソナルデータベース「Bento」向けのテンプレート共有サービス「Bento テンプレートエクスチェンジ」(Bento Template Exchange) を開設したと発表しました。

「Bentoテンプレートエクスチェンジ」では、ビジネス、音楽・映画、ファイナンス、クッキング、フード＆ワインなど15のカテゴリに分別されたなかから、人気のあるテンプレートや新着テンプレートを閲覧、検索およびダウンロードすることが可能で、サイト上へ自作テンプレートをアップロードして共有することもできます。
なお、「Bento」上で作成したテンプレートをインポートまたはエクスポートするには「Bento 2」が必要です。

また、iPhoneアプリ「Bento for iPhone and iPod touch」と同期して、iPhone/iPod touch に取り込んで持ち歩くこともできます。

「Bento」には、30日間無料でフルスペックを試用できる無料評価版も用意されています。

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iPhone/iPod touch用 “Visual-Kei” デジタル・マガジンをApp Storeでリリース

ソフトバンククリエイティブは8月4日、株式会社ボイジャーの協力のもと、同社発行のヴィジュアル系ロック・マガジン「Neo genesis」を、iPhone/iPod touchで購読可能なデジタル・マガジン「Neo genesis (i) 」（App Store）として、世界配信を開始したと発表しました。
ファイルサイズは 54.1 Mバイトで、iPhone OS 2.0以降を搭載したiPhoneおよびiPod touchで動作します。価格は700円。

「Neo genesis」は2005年7月より発売されている、ヴィジュアル系ロック・アーティスト専門の音楽雑誌で、「Neo genesis (i) 」（Visual-Kei Rock Magazine）は、そのリソースを活用し、iPhone/iPod touchで購読可能にした有料のデジタル・マガジン。

当初は不定期での配信ですが、雑誌版「Neo genesis」と連動した定期刊行化も視野に入れているそうです。

互換性・安定性を向上させ、セキュリティに対処した最新アップデータ

Appleは3日（米国時間）、「iLife ’09」に含まれる音楽制作ソフト「GarageBand ’09」の最新アップデータ「GarageBand 5.1」を公開しました。
Mac OS Xのソフトウェア・アップデートでインストールできるほか、Appleのウェブサイトから単体をダウンロードして入手することもできます。
ファイルサイズは139.29 MBで、「Mac OS X 10.5.6」以降に対応します。

「GarageBand 5.1」では、GarageBandトラックエフェクトとAudio Unitをギタートラックに追加できるようになったほか、Apogeeオーディオインターフェイスのサポートが強化され、Magic GarageBandのフルスクリーンへの切り替えの高速化が図られて、オーディオモニタ設定にもアクセスしやすくなっています。

また、セキュリティ上の問題に対処しており、Safariの環境設定のCookie受け入れに関する問題が解消されています。
これまでは、ユーザのWeb 上の通信が、第3者や広告主によって追跡される可能性がありました。

Appleでは、「GarageBand ’09」ユーザに対して、不具合や互換性、セキュリティ問題を解決したv5.1アップデートの適用を呼びかけています。

Appleは、次期メジャーMac OS X「10.6 Snow Leopard」に組み込まれるプレーヤーアプリケーション「QuickTime X」において、Embedタグでページに埋め込まれたオブジェクト向けに新たなデザインのインターフェースを採用するようです。

これまでのグレーベースから、新プレーヤーのコントロールでは、光沢のある黒を基調としたまったく新しいテーマに変更されています。

スタンドアロン版の「QuickTime X」では、Core Audio、Core Video、Core Animation、Cocoa、Grand Central Dispatch、64ビットコンピューティングなどといった「Mac OS X」のメディアテクノロジーをベースに、最新のメディアフォーマットに合わせて最適化されています。
また、インターフェイスはすっきりと整理され、必要のない時にはコントローラがフェードアウトします。

［AppleInsider］

iPhoneやWiiでビデオストリーミング＝映画1万本以上が再生可能に？

MacRumorsでは、Multichannel Newsのレポートによると、Appleのスマートフォン「iPhone」で、オンライン映画レンタルサービス米Netflixが配信する映画やテレビ番組をストリーミング視聴可能になるかもしれないと伝えています。

これは「Watch Instantly」と呼ばれるビデオストリーム再生サービスで、「iPhone」のほかにも「iPod touch」や任天堂「Wii」などのデバイスでも視聴可能になるようです。
同サービスはすでにNetflixの会員向けに提供が開始されており、MacやXbox 360、TiVo DVRs、LGやSamsungなどのネット接続可能なBlu-rayやテレビ、Roku Digital Video Playerなどで利用できます。

「iPhone」にデフォルトで搭載されている「YouTube」アプリは、Wi-Fiだけでなく3G携帯電話回線を利用したストリーミングが可能ですが、Netflixのモバイル向けサービスは、Sling Mediaの「SlingPlayer Mobile 」アプリのように、ネットワークへの負荷などが考慮され、Wi-Fi接続のみのサポートとなりそうです。

競合するライバル2社の取締役兼任で反トラストの可能性も指摘されていた

Appleは8月3日（米国時間）、Googleのエリック・シュミットCEOがAppleの取締役を辞任したと発表しました。
同氏は、2006年8月29日にAppleの取締役に選任されて以来、およそ3年間に渡ってGoogleとAppleの取締役を兼任したことになります。

シュミット氏の取締役兼任については、米連邦取引委員会（FTC）によって、今年5月に反トラスト法を視野に入れた調査が開始されていました。
1914年に制定されたクレイトン法第8条では、競合する2つの会社の取締役を兼任することが禁止されており、AppleとGoogleは、スマートフォン、Webブラウザ、インターネットサービスなどといった多くの分野で競合していることから、FTCとの話し合いによって、今回の辞任劇に至ったように思われます。
ほかにも、両社はともにMicrosoftにとって最大のライバルになることから、業界や政界からの圧力が強まった可能性も指摘されています。

6月末に長期療養から復帰しているAppleスティーブ・ジョブズCEOは、エリック・シュミット氏の辞任について、

シュミット氏は、Appleの取締役として、Appleを成功へ導く手助けとなる素晴らしい役割を果たしてきましたが、不幸にもGoogleが展開しているAndroidやChrome OSが、Appleの中核事業と直接的にも間接的にも重複してきたため、潜在的な利害の衝突を避けるためにも、議題に参加できる回数が減少し、今が辞任する最適なタイミングだと判断しています

と述べています。

AppleとGoogleは、シュミットCEOのほかにも、前Genentech CEOのアーサー・レヴィンソン氏が両社の取締役を兼任しており、今後の動向が注目されます。

シュミット氏はFTCの調査が始まった際に、GoogleはAppleを競争相手とは考えていないとしながらも、iPhoneが議題になる時には取締役会議には出席していないと述べ、さらに、Appleの取締役を辞任する考えが無いと表明していました。

今回、シュミット氏が片方の取締役から退いたことから、FTCによる調査は終了し、大きな問題に発展することは無いと思われます。

音声ガイダンス、ルート検索、最新デジタル地図を搭載したリアルタイムナビシステム

ゼンリンデータコムは3日、iPhone向けナビゲーションアプリ「いつもNAVI」（App Store）の配信を開始したと発表しました。
価格は2,800円で、初回起動時から1年間利用可能となります。使用環境は、iPhone OS 3.0 以降を搭載したiPhoneで、3G/Wi-Fiによるインターネット接続が必要。iPod touchでは使用できません。

「いつもNAVI」は、iPhoneに内蔵されたGPS機能を利用して、音声によるルート案内や、交差点付近での誘導画像の表示、オートリルートなどといったカーナビのような機能が利用可能なアプリ。縦および横向き（ポートレート/ランドスケープ）に対応。

主な機能や仕様として、経由地や高速道路、時間・距離優先などといった条件設定が可能なルート検索や、タッチパネル操作に最適化され、逐次アップデートされる最新デジタル地図、ジャンル別に検索可能な全国約40万件の施設情報などが提供されます。

なお、車専用であり、歩行者ナビや乗換案内には非対応。
同社のルート検索アプリ「いつもナビ 地図＋ルート」（App Store）を購入しているユーザ向けには、音声案内などに対応したアップデート版が用意される予定。

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