19日に行われたソフトバンクモバイルの2009年夏商戦向け新製品発表会において、孫正義社長は、NTTドコモが国内初となるAndroid OS搭載スマートフォンHTC Magicこと「HT-03A」を発売することに関して、市場拡大につながると歓迎しつつ、先にAndroidケータイがリリースされている米国を例に挙げて、「米国でもiPhoneがナンバーワンをキープしており、日本でも全キャリアの全機種中でiPhoneがいまだに一番売れている」と述べて、今後競争が激化するであろうスマートフォン市場におけるライバルとの戦いに自信を見せたそうです(ITmedia)。
昨年7月にリリースされて10ヶ月以上が経過するなか、同氏は、「尻上がりに(iPhone 3Gの)セールスは伸びている」と言及し、このような売れ方は今までの日本の携帯でなかった現象であり、新しい時代を作り出す息の長い商品だと指摘。
また、早ければ6月上旬(WWDC 2009)にも発表されると噂されている次世代「iPhone」について、「噂にはコメントをしない」と述べながらも、iPhoneの売上は非常に好調であり、今後も(Appleとの良好な関係を維持して)iPhoneの発売を積極的に継続していきたいと述べ、新型のiPhoneを含むApple製スマートフォンの販売継続に意欲をみせたということです。
また、同日発表された新動画サービス「選べるかんたん動画」などの新サービスがiPhoneに未対応な点について、
ソフトバンクの営業政策によるものではない。Appleの制限で対応できないが、時間の問題だと思っている
と指摘し、今後もさらなるiPhone向けサービスの拡張を図りたいという姿勢をみせたそうです。