MacRumorsでは、米Citrixが、Windowsアプリケーションをサーバ経由で軽快に遠隔操作できるiPhone/iPod touch向け無料アプリ「Citrix Receiver(App Store)」をリリースしていると伝えています。
さらにCitrixは、「Citrix Dazzle」と呼ばれる同社のITアプリケーションに対応した、App Storeライクなアプリケーションストア構築ツールを併せて発表しています。
「Dazzle」は、MacとWindowsに対応しますが、Mac版は、レシーバアプリとともに年内後半以降にリリースされる予定です。
ほかにも、Macプラットフォームでも動作する「XenClient」と呼ばれるクライアント・ハイパーバイザも発表されました。
「XenClient」をインストールすれば、1つのコンピュータ上で、複数のOSを稼働可能になります。同社は今年1月に「タイプ-1 ハイパーバイザ」と呼ばれる仮想化機能に関する計画を発表していました。
同じ仮想化でも「Parallel」や「VMWare」は「タイプ-2 ハイパーバイザ」に分類され、Mac OS XなどのホストOSを必要としますが、タイプ-1の「XenClient」はベアメタル型でホストOSが不要です。
このPCで動作するデモでは、高いセキュリティやITアプリに焦点を当てながらも、3Dハードウェアへのフルアクセスが可能になっています。
Citrixは、Intelと共同でこのベアメタル型クライアント・ハイパーバイザを構築しています。
「XenClient」のリリース時期は未定であり、コンシューマ向けにどのように紹介されるかは不明です。