MacRumorsでは、ZDNet.deが「ZDNet Clock Tool 1.0 for Mac Pro」と名付けられた「Mac Pro」向けのクロックアップ(オーバークロック)ツールを公開していると伝えています(フリーウェア・ダウンロードサイト)。
これは、ソフトウェアを使用して、コンピュータのプロセッサとフロントサイドバス、メモリをブースト(定格以上のクロック周波数で動作)させることによりパフォーマンスを向上させるというもの。通常は回路に高い負荷がかかるのでクラッシュしたり動作が不安定になることもあるので注意が必要だとされていますが、ZDNetでは、「Mac Pro」のエラーコレクション (ECC) のおかげでメモリエラーは生じないと説明しています。
ZDNetでは、テストマシンとして3台の「Mac Pro」をテストしたところ、初代IntelMac 65nmプロセッサ搭載のIntel Xeon 2.66GHz (X5355) / FSB 1,333 MHzは、クロック周波数3.10 GHzで安定して動作し、今年1月に発売された45nmプロセッサ搭載の最新機種 2.80 GHz (E5462) / FSB 1,600 MHzは、3.24 GHzで安定動作したとしています。
このデータは24時間以上継続したテストを基にしており、CinebenchやGeekbenchといったベンチマークソフトでは数値的にパフォーマンスの向上は示されないようですが、クロックアップ後は、手動で計測すれば明らかに動作が高速になっており、体感もできると指摘しています。
このv1.0のツールでは、「Mac Pro」と「Xserve」がサポートされていますが、今後他の機種でも利用可能になるようです。
現状で「Mac Pro」に対象を絞ったことについては、冷却装置(ファン)が優れていることと他の機種と比べてクロックチップが似通っていることが挙げられています。
はじめまして。
overclocking Mac Proですが、たしかに実行後は体感速度も上がるのですが、Mac Proを再起動すると元に戻るみたいです。
元に戻るのは安全でよいと思うのですけど、今ひとつオーバーくロックしているかどうかが、このtoolと体感でしかわからないのがちょっと不満だったりします。
コメントありがとうございます>toshiro
ZDNet Clock Tool 1.0 for Mac Pro- スタンバイから起動後に発生する既知の問題にも書きましたが、スタンバイ状態から起動した場合にリセットされるのは既知の問題で、ターミナルで以下のコマンドをインプットすれば解決します。
kextunload -b de.zdnet.kext.overclock
このバグに関しては、今後のアップデートで修正されるそうです。
[…] Tsugawa.Tv http://tsugawa.tv/2008/06/29/zdnet_clock_tool_1_0_for_mac_pro_released/ […]
はじめまして。
overclocking Mac Pro試してみましが、10.5.4ではユーティリティーが起動しないようです
又10.5.3ではメモリのパリティーチェックが必要だとでて、うまくいきません
メモリーを出荷状態にしてHDも余っている物に再インストール(10.5.3)して見ましたが
うまくいきませんでした、増設ボード等(USBとFWのコンビ)のせいかもと疑っています
又報告します、解決策等有れば、教えて下さい
コメントありがとうございます>hirolax
一部ユーザの間で効果が出ないという声があり、RAMとの兼ね合いが要因のようだという情報があります。ただ、Appleのプリインストールしているものであれば問題無いと思うのですが。
推奨ブランドとしては、Transcend、Kingston、Corsair、OWC、iRAM、CSXなどが挙げられています。
あとは、ご指摘の増設ボードが原因になっているのかもしれません。
また、細かな問題点として、音の出力が不安定になったり、マシンの時間が速く進むなどの点が挙げられています。
情報を集めて、後日このページかまたは、新たなポストで紹介します。
情報ありがとうございました。