どのようなWebサイトからいかなるデジタルメディアをダウンロードしても、DRM(デジタル著作権管理)方式やソフトウェア、デバイスなどの相違に関わらず、それらデジタル化された映画やTV番組を再生可能とするシステムの構築を目指す団体が設立されました。
Digital Entertainment Content Ecosystem (DECE) と名付けられたこの業界団体には、ワーナーブラザーズエンターテイメント、Best Buy、東芝、ソニー、コムキャスト、シスコ、Microsoft、NBCユニバーサルなどの21企業が参加しています。DECEでは、同団体の定めるコンテンツ形式を同システムに準拠するどのようなデバイスにおいても再生できるようにする、いわばエコシステムを築きたいとしています。
CNET Newsでは、同団体にデジタルメディア界の巨人であるAppleが参加していない点について、今や世界最大のオンライン・メディアライブラリーとなった「iTunes Store」を擁するAppleが、わざわざ競争相手と手を組むようなマネをしても何のメリットも無いと伝えています。唯一あるとすれば、消費者の利益だろうとも。
なお、DECEの取り決めに関するルールや詳細は、年明け2009年1月開催の年次イベント「2009 International CES」の場で明かされるそうです。
この記事への コメント & トラックバック
スパム対策といたしまして、記事の投稿2週間後にコメント/トラックバックの受付を終了しています。