Acerに追いつかれ、転落の悪夢が現実に=Android携帯もAndroidミニPCも救世主にあらず
台湾Acerは、2011年までに世界一のPCメーカーになるという目標を掲げており、少し前までは笑い話のひとつにもなっていたのですが、BusinessWeekでは、米Gartnerが発表した最新四半期における世界パソコン出荷台数調査によれば、Acerはシェア13%で世界3位となり、Dellは13.1%とAcerをほんのわずかに上回り2位となったものの、Acerの成長とDellの転落ぶりがあまりにも対照的であると伝えています。
Dellのパソコン出荷台数が、前年同期比で17%減と落ち込む一方で、HP、Acer、東芝といったほかのトップ企業は、出荷台数を伸ばしています。
言い換えれば、Dell 1社が景気減速の痛手を被っていることになり、今後もし同社が回復を目指すならば、何かしらドラマチックな戦略を画策し実行しなければ難しいだろうと指摘しています。
また、DellがGoogleのAndroidプラットフォームを搭載したスマートフォンやネットブック(ミニPC)を提供するようだと噂されるなかで、AndroidはDellの救世主にはならないだろうと指摘しています。
例えば、2月にも発表されると噂されたスマートフォンは、試作機の動作があまりにも鈍過ぎて、3月にはキャリア側からダメ出しされたと報道されました。
国際戦略・投資アナリストであるビル・ワイマン氏によれば、Dellは今後、買収される可能性もあると指摘されています。
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