300超のバグフィックス+オートフィルや新規タブページ編集などの新機能が追加
米Googleは5月21日(米国時間)、同社オープンソースWebブラウザ「Chrome」について、レンダリングエンジンWebKitとJavaScriptエンジンV8をそれぞれアップデートさせた最新版「Google Chrome 2」を一般公開しました。
動作環境はWindows Vista/XP SP2 で、既存ユーザは自動アップデートで更新が可能です。
「Google Chrome 2」では、300以上のバグを修正したほか、新版のWebKitとV8の採用により、ページの読み込みとJavaScriptの実行速度、および安定性が大きく向上しています。
Googleによると、JavaScriptを多用したWebページ処理が前バージョンより30%ほど高速に動作するとされています。
また、多くのタブを開いている状態でも、パフォーマンスの低下が最小限に抑えられ、JavaScriptが高速に動くように改善されているということです。
導入された新機能として、フルスクリーン・モード(ショートカットは[F11])での表示や、Webフォームの自動入力(オートフィル)機能、新規タブページでのサムネール削除機能などがあげられます。
Chrome 2(Build2.0.172.28)紹介ビデオ
最新のデータによると、「Chrome」のWebブラウザにおける市場シェアは1.41%であり、当初の予想よりやや苦戦していると指摘されています。
同社は今月に入って、全米テレビネットワークを通じて、コマーシャルを配信するなど、「Chrome」普及に向けて様々なプロモーションにも力を入れていました。
デビューして約8ヶ月が経過するなか、この新バージョン投入で、さらなるシェア拡大につながるか注目されます。
なお、開発段階にあるMac版の開発はここに来て急ピッチに進められており、ビルド版が随時更新され公開されています。
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