Lenovo – コンシューマー向け薄型ノートブックPC計16モデルを一気に投入
レノボ・ジャパンは2009年8月19日、「IdeaPad」の新シリーズとして、Intelの超低電圧版(ULV)プロセッサを搭載した「IdeaPad U350」5モデルと、エンターテインメント機能を充実させた15.6型AVノート「IdeaPad Y550」2モデル、12.1型液晶搭載のネットブック「IdeaPad S12」1モデルの計8モデルをそれぞれ発表しました。
さらに同日、今年7月に発売した10.1型ネットブック「IdeaPad S10-2」に高解像度モデルおよびMicrosoft Office Personal 2007搭載モデルの計8モデルを追加すると発表しました。
同日発表された新モデル計16機種はすべて、2009年9月5日より全国量販店などで販売が一斉に開始されます。価格はすべてオープンプライス。
同社には、次期OS「Windows 7」発表前に、日本ノートPC市場でのシェアを拡大しておきたいという狙いがあり、今後、新製品の拡販に向けて各種キャンペーンを実施して行く予定となっています。
■ IdeaPad U350
13.3型の16:9ワイド液晶搭載の「IdeaPad U350」は、CPUにIntelの新しい超低電圧版プロセッサ(ULV)を採用して発熱量を抑えているのが特長であり、約5時間の長時間駆動と薄さ17〜24.9mmを実現し、重量が約1.6kgという軽量ノートPC。また、メモリは4GB DDR3を標準搭載(最大8GB)とし、グラフィックスはチップセット内蔵 Mobile Intel GMA 4500MHD、動画の高画質化機能としてIntel Clear Video Technology(Intel CVT)を搭載し、OSにはWindows Vista Home Premium SP1(32bit)が採用されています。
そのほかにも、落下や衝撃を迅速に感知してディスクとデータを保護する、カスタマイズ可能な「アクティブ・プロテクション・システム(APS)」や、ダイナミックなサウンドを奏でる「Dolby Sound Roomテクノロジー」、使用環境の明るさに応じて画面輝度を自動調整する「アンビエント・ライトセンサー」などの機能が搭載されています。
その他共通の仕様として、130万画素Webカメラ、LEDバックライト付液晶(1366×768ドット)、マルチタッチ・タッチパッド、電力バッテリー管理ソフトウェアLenovo Energy Management、VeriFace顔認証、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth V2.1+EDR、4in1カードリーダー、ミニD-sub15ピン/HDMIなどが備えられ、カラーはダークブラウンとなっています。標準の4セルバッテリーから8セルバッテリーまで搭載可能。
店頭予想価格として、下位モデルの「29633DJ」(Celeron 723 [1.2GHz] / 250GB / GS40 Express)は7万円前後、中位モデルの「29633EJ」(Core 2 Solo SU3500 [1.4GHz] / 320GB / GS45 Express)は8万5,000円前後、上位モデルの「29633HJ」(Core 2 Duo SU9400 [1.4GHz] / 500GB / GS45 Express)は10万円前後の見込みとなっています。
また、下位・上位モデルにのみ、「Office Personal 2007」プリインストール版として「29633FJ」(12万円前後)と、「29633GJ」(9万円前後)が用意されます。
■ IdeaPad Y550
15.6型の16:9ワイド液晶搭載の「IdeaPad Y550」は、CPUにIntelのCore 2 Duoプロセッサ P8700/P8800 を採用し、メモリに4GB DDR3(最大8GB)を標準装備した、3Dゲームや音楽・映像などエンターテイメントに最適なマルチメディア向けノートPC。
高度な音質を実現する「Dolby Home Theater」や、PCのディスプレイとサウンド・エフェクトをノーマル・モードからムービー・モードに簡単に切り替えることができる同社初のソフトウェア「OneKey Theater」、キーボード上部のタッチセンサーから、よく使うアプリケーションや予め登録しておいたアプリケーションに瞬時にアクセス可能となる「Lenovo Desktop Navigator」などの機能が搭載されているほか、Microsoft Office Personal 2007 が標準で付属しています。
その他共通の仕様として、130万画素Webカメラ、DVDスーパーマルチドライブ、LEDバックライト付液晶(1366×768ドット)、マルチタッチ・タッチパッド、電力バッテリー管理ソフトウェアLenovo Energy Management、VeriFace顔認証、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth V2.1+EDR、6in1カードリーダー、ExpressCard/34スロット、HDMI、ギガビットイーサネットなどが備えられています。
枠縁にオレンジのラインを引き、六角形を組み合わせたモノグラムをあしらった光沢のあるスタイリッシュなトップカバーを採用し、サイズは384.2(W)× 254.5(D)× 26~37(H)、重量は約2.75 kg。
店頭予想価格として、上位モデルの「4186J4J」(Core 2 Duo P8800 [2.66GHz] / 500GB / Mobile Intel PM45 Express / NVIDIA GeForce GT 130M 512MB / バッテリ駆動約4時間 / Windows Vista Home Premium SP1[64bit] )は13万円前後、下位モデルの「4186J3J」(Core 2 Duo P8700 [2.53GHz] / 320GB / GM45 Express(チップセット内蔵)/ バッテリ駆動約4.8時間 / Windows Vista Home Premium SP1 [32bit] )は10万円前後の見込みとなっています。
■ IdeaPad S12
「IdeaPad S12」(2959H8J)は、従来モデルの10.1インチ液晶ディスプレイよりもひとまわり大きな12.1インチ画面(WXGA表示/1280×800ドット)を搭載して操作性を向上しつつ、携帯性を損なわないように軽量・薄型(厚さ22mm、重さ1.55kg)を維持したネットブック。
CPUはIntel Atom プロセッサ N270(1.6GHz)、チップセットはMobile Intel 945GSE Expressが採用されており、低エネルギー消費によるバッテリの小型化と最長6時間のバッテリ駆動を実現。
「Dolby Headphone テクノロジー」によるダイナミックなサウンドや、電力バッテリー管理ソフトウェアLenovo Energy Management、VeriFace顔認証などを搭載。
主な仕様として、メモリは1GB DDR2、HDDは160GB、OSはWindows XP Home Edition SP3で、店頭予想価格は5万5,000円前後の見込み。
そのほかにも、130万画素Webカメラ、USB 2.0ポート×3、ExpressCard/34スロット、IEEE 802.11b/g、Bluetooth V2.1+EDR、4in1カードリーダー、イーサネットなどを実装し、カラーはパールホワイトが用意されています。
なお、海外で発売されているION搭載モデルは、現時点で日本市場での発売は検討中だとされています。
また、今年7月1日に発売したネットブック「IdeaPad S10-2」新モデルとして、1,024×600から1,280×720ドットへ解像度が強化された高解像度モデルと、Microsoft Office Personal 2007(2年間ライセンス版)を搭載したモデルの合計8モデルが新たに追加されました。主な仕様は従来モデルとほぼ同じで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。また、Office Personal 2007(2年間ライセンス版)搭載モデルは同6万円前後の見込みとなっています。
高解像度モデルのカラーバリエーションはランプブラック、パールホワイトの2色、Office Personal 2007搭載モデルではこの2色に加え、ローズピンク、シルバーグレーの計4色がラインアップ。さらに、各高解像度モデルにはOffice Personal 2007搭載モデルが用意されています。
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