Adobeのクラウドサービス=アプリの配信・販促・管理までのトータルサポート
Adobeは9月21日、Flash Platformに「Adobe Flash Platform Services」を加えて、Flashデベロッパ向けにアプリケーション開発後の配信、販売促進、使用状況のモニタリングなど、ウェブアプリの流通全般に渡ってデベロッパを支援するサービスを立ち上げたと発表しました。
「Flash Platform Services」は、「Distribution」(配信)、「Collaboration」(コラボ) 、「Social」(ソーシャル)の3つのエリアで構成されています。
この新サービスでは、FlashコンテンツやWebアプリをFacebookやTwitter、MySpaceなど70以上のソーシャルネットワークへ、Gigyaとの共同開発によるウィジェット形式で配信可能となるほか、Adobe AIRを使って、パソコンをはじめ、iPhoneやWindows Mobile、Symbian搭載のスマートフォンにもアプリをダウンロードすることができるようになるといいます(ただし、iPhoneはFlash Playerに対応しないためObjective-Cでプログラミングし直す必要があります)。
また、「Distribution Manager」により、エンドユーザのユニークユーザ数やアプリのインストール状況、インプレッション、使用頻度などをモニタリングできます。ちなみに、Adobeは先週、Web解析のOmnitureを18億ドルで買収することで合意したと発表していました。
ほかにも、チャットやオーディオ、ビデオなどを使ったリアルタイム性のあるコラボ機能や、アプリのインストール時に他のアプリの広告を表示できる販促機能なども提供されます。
Adobeは今後、複数のソーシャルネットワークをまたいでも、サイト独自のAPIやアーキテクチャへの最適化が不要となるサービスを提供する予定です。
新サービスは、「Adobe Flash CS4 Professional」、「Adobe Dreamweaver CS4」、および「Adobe Flex」で使用可能となります。
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