Tsugawa.TV

8月のパソコン国内出荷台数、一部回復の兆しも前年同月比10%減

出荷金額は前年同月比23.1%減と大幅減

電子情報技術産業協会(JEITA)は9月28日、AppleやNEC、富士通、東芝など大手13社の自社統計を取りまとめた、2009年8月のパソコン国内出荷実績を発表しました。

これによると、2009年8月の国内パソコン出荷台数は62万2,000台(前年比90.0%)となり、7月(前年比97.7%)より減少率が拡大しました。
内訳は、デスクトップ型が20万4,000台(前年比96.0%)、ノート型が41万7,000台(同87.3%)となり、ノート型比率は67.2%で、ノート型のうち、ネットブックを含むモバイルノートは、7月の10万3,000台から8万6,000台に落ち込んだものの、前年比134.1%と引き続き好調でした。

 

商品タイプ別では、iMacのようなオールインワン型のデスクトップが前年比105.1%となり、2ヵ月連続でプラスを維持しました。
また、企業向け市場は3ヵ月連続で回復基調にあり、ほぼ前年水準まで戻ってきています。

 

出荷金額ベースでみた場合、8月の出荷金額は578億円(前年比76.9%)と大きく落ち込んでおり、デスクトップは214億円(前年比99.5%)と前年とほぼ同じ水準にまで回復したのに対して、ノート型は363億円(同67.8%)となり、ネットブックなどの低価格帯モデルにより平均価格が大きく下落している現状が浮き彫りとなっています。

 

ほかに、地上デジタルチューナ内蔵PCは3万4,000台(前年比139.4%)と増加し、内訳は、デスクトップ型が2万9,000台(同175.0%)、ノート型は6,000台(同68.6%)でした。