薄さ13.9mm、世界最軽量655g、最長20.5時間駆動の「VAIO X」など
ソニーは10月8日、「VAIO」シリーズの2009年秋冬モデル11シリーズを、次期OS「Windows 7」の発売日と同じ10月22日に発売すると発表しました。
なお、今回の秋モデルからすべての製品名で「VAIO」の後に付いていた「type」の文字が削除されています。
● VAIO X
新しく追加された「VAIO X」シリーズは、13.9㎜(最厚部)の薄型で、10型以上の液晶搭載として世界最軽量(655g)を実現したのが特徴。
ソニーによると「真に持ち歩けるノートPC」を目指したということで、コンパクトな筐体に外部ディスプレイ出力やLAN端子も装備してユーザビリティも犠牲にせず、無線LANや無線WAN、WiMAX、Bluetoothなどの通信、ネットワーク機能も充実しており、モビリティーと機能性が両立しています。
主なスペックとして、CPUはIntel Atom Z540(1.86GHz)、メモリは2GB(オンボード/最大2GB)、ストレージは64GB(SSD)、ディスプレイは11.1型ワイド(1,366×768ドット)、チップセットはIntel US15W(ビデオ機能内蔵)などとなっており、OSにはWindows 7 Home Premium(32ビット版)を搭載。
インターフェイスとして、USB2.0×2、ミニD-Sub15ピン、メモリーカードスロット、ギガビットイーサネット、Webカメラ、GPS機能などを備え、サイズは278(W)× 185(D)× 13.9(H)mm。
大容量バッテリー(X)を使えば最長約20.5時間の利用が可能となります(標準搭載バッテリーは約10時間)。
カラバリとして、店頭モデルはブラックのみですが、ソニースタイルでは、スペックのカスタマイズのほか、本体色ゴールドとプレミアムカーボンが用意されています。
通常仕様モデル(VPCX118KJ/B)の店頭予想価格は11万円前後で、Office Personal 2007を搭載したモデル(VPCX119KJ/B)は13万円前後の見込み。
「VAIO X」
● VAIO L
新しいボードPC「VAIO L」シリーズは、24型ワイド画面の16:9フルHD液晶(1920×1080ドット)を搭載し、テレビやBlu-rayディスク映像を高精細に再生できます。
また、地上・BS・110度CSデジタル放送に対応した3波ダブルチューナーを搭載したことで、異なる放送波の2番組を同時に録画することも可能。
上位モデルの「VPCL119FJ/S」には、タッチパネル液晶(光学式)が採用されており、「Windows 7」のタッチ機能を生かして、「Media Gallery」などの対応ソフトウェアを直感的に操作できます。
主なスペックとして、CPUはIntel Core Duo E7500(2.93GHz)、GPUはNVIDIA GeForce G210M、メモリは4GB(2GB×2/最大12GB)、ストレージは1TB(HDD)、ディスプレイは24型ワイド(Full HD 1920×1080ドット)、光学ドライブはBlu-ray Discなどとなっており、OSにはWindows 7 Home Premium(64ビット版)を搭載。
インターフェイスとして、USB2.0×5、メモリーカードスロット、ギガビットイーサネット、IEEE 1394、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、HDMI、Bluetooth 2.1+EDR、FeliCaポート、Webカメラなどを備えています。
店頭予想価格はタッチパネル搭載モデル「VPCL119FJ/S」が24万前後、同非搭載の「VPCL118FJ/S・T」が21万前後の見込み。
「VAIO L」
● VAIO C
新しい「VAIO C」シリーズは、コンパクトボディに光沢のある5色(店頭モデルは全3色)がラインアップされ、デザインとパフォーマンスを両立させた14型ワイド液晶ノート。
主なスペックとして、CPUはIntel Core 2 Duo P8700(2.53GHz)、GPUはNVIDIA GeForce G210M(256MB)、メモリは4GB(2GB×2/最大8GB)、ストレージは500GB(HDD)などとなっており、OSにはWindows 7 Home Premium(64ビット版)を搭載しています。
また、インターフェイスとして、USB2.0×3、D-Sub15ピン、メモリーカードスロット、ギガビットイーサネット、HDMI、i.Link、Webカメラなどを備え、サイズは341.3(W)× 233.1(D)× 27.5~38.5(H)mm、重量は約2.4kg。
店頭予想価格は、光学ドライブにBlu-ray Disc搭載の「VPCCW19FJ/W」が17万円前後、同DVDスーパーマルチドライブの「VPCCW18FJ/W・P・R」が15万円前後の見込み。
「VAIO C」
そのほかのシリーズについては、全モデルのOSに「Windows 7」を搭載して、10月22日より発売が開始されます。
なお、銀座・ソニービルショールームでは、10月8日より10月28日まで、「New Feel, New VAIO. 体験イベント」を開催しており、最新の「X」シリーズや「L」シリーズをはじめ、「Media Gallery」の操作感などを体験できます。
個人的にはタッチパネル対応の「VAIO L」が気になります。
もっと薄くして小型化すればタブレットマシンになるけど、ソニーも開発しているのだろうか?
軽いのはいいけど、もうちょっと重くていいからAtomじゃなくCore 2にして欲しい