AMDは12月22日、“Tahiti”こと28nm世代のハイエンド・グラフィックカード「Radeon HD 7970」を発表した。シングルGPUで最上位カードとなる。発売は2012年1月9日で、価格は未定。
「Radeon HD 7970」のトランジスタは約43億個で、グラフィックスアーキテクチャにGraphics Core Next(GCN)を採用している。
また、インターフェースはPCI Express 3.0であり、Windows 8で採用されるDirectX11.1をサポートする。GPUクロックは925MHz、ストリームプロセッサ数は2048基、最大消費電力は250W(アイドル時は3W以下)、メモリはGDDR5を3GB搭載。
インターフェイスとして、DVI、HDMI、miniDisplayPort×2を搭載しており、最大6台のディスプレイへ出力できる。
AMD Appアクセラレーションによりパフォーマンス改善するほか、DirectComputeとOpenCLを完全にサポートする。AMDによると、GCNアーキテクチャ導入により従来世代と比較して平方ミリメートルあたりのパフォーマンスが150%以上向上するという。
話は逸れるが、Appleがデベロッパ向けにリリースした「OS X 10.7.3」プレリリース版のコードに、次世代「Mac Pro」向けとみられる「Radeon HD 7900シリーズ」ドライバの記述が見つかったことから、Xeonプロセッサ(Sandy Bridge-E)を搭載する新型「Mac Pro」の開発が進められていると噂になった。
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