東芝は2012年1月8日(現地時間)、10日に米ラスベガスで開幕する世界最大級の家電見本市「CES 2012」のキックオフ前に、7.7インチ有機ELディスプレイ搭載タブレット端末の試作機を公開した。
ディスプレイに有機ELを採用したのが特徴で、重量は350g以下、厚み8mm以下を目指すとしている。OSにはAndroidが採用され、インターフェースとしてカメラやスピーカー、microSDカードスロット、ミニUSBなどを搭載する。投入時期は今年中頃が予定されており、価格は未定ながら499ドル程度が見込まれている。
有機ELパネルのサプライヤは未定とされたが、中小型有機ELパネルをほぼ独占する韓国Samsung Mobile Displayが有力視される。
東芝は同日、13.3インチおよび5.1インチ液晶搭載モデルも公開。13インチモデルはTVチューナーを搭載予定で、重量は1kg以下、厚み10mm以下を目指す。また、日本で昨年12月より発売中の10.1インチ世界最薄・最軽量タブレット「REGZA Tablet AT700」を米国市場で「Excite x10」として投入する。さらに、今年後半にはWindows 8ベースのタブレットを開発する戦略も明らかにした。
<CES 2012>東芝、7.7インチ有機ELタブレットなどを公開 http://t.co/hUE78hoG