ウィキペディアやGoogleなど、米ネット著作権保護法案に抗議

ウィキペディアやGoogleなど数百ものインターネット関連企業は1月18日（現地時間）、サイト閲覧を停止したりロゴや記事を黒く塗りつぶすなどして、米連邦議会が審議しているオンライン違法コピー防止法案に対する抗議活動を行なった。

ウィキペディアを運営するウィキメディア財団は、24時間限定で英語版サイト閲覧を停止しており、また、Googleもロゴを黒く塗りつぶして隠すなど抗議活動が広がりをみせている。

米議会上院および下院が検討している新法案（「Stop Online Piracy Act（SOPA）」と「Protect IP Act（PIPA）」）は、著作権侵害行為を防止する知的所有権保護を目的としたものだが、ウィキペディアは「インターネット上の自由な言論と公開性に深刻な打撃となる」と懸念を示し、また、Googleは「ネット検閲と経済成長の減速につながる」として、議会に法案否決を求める嘆願書への署名をネットで呼びかけている。

ウィキペディアやGoogleのほかにも、Mozilla、Amazon、WordPress.org、Facebook、Twitter、Wired.com、Fark、Boing Boing、BuzzFeed、Flickr、Redditなどが自社ウェブサイトで何らかのアクションを起こしたり法案可決反対の姿勢を打ち出している。