Googleのトップシークレット開発プロジェクト「Google X」において、Androidベースのスマートメガネが開発中であり、2012年内にも発売されるようだとNYTimesが現地時間21日付で報じた。Google共同創業者のセルゲイ・ブリン氏やLatitudeを開発したエンジニアであるスティーブ・リー氏がリーダーとしてチームを率いているという。
Googleの匿名の内部情報として、価格はスマートフォンと同程度(200〜650ドル)が見込まれ、3G/4Gネット接続やモーションセンサ、GPS機能などが内蔵されるほか、カメラ機能も搭載されて、Google LatitudeやGoogle Goggles、Google MapSなどと連携し、AR(拡張現実)を使ってデータをオーバーレイで映し出すことも可能とされる。
また、操作システムとして、首を傾けるだけでスクロールやクリックが可能であり、操作を習得するのも容易いという。
GoogleはこのARメガネを今年後半にも実験的に売り出す予定で、購入者の受けが良ければ収益性を考慮して製品化を進める方針だ。
Appleも音声認識技術「Siri」を利用可能な、手首に装着するウェアラブルコンピュータの開発を進めていると噂されている。
「Google X」は、Googleの社員でさえ存在を知らされていない極秘プロジェクトで、セルゲイ・ブリン氏やラリー・ペイジ氏、エリック・シュミット会長らが深く関わっており、スタンフォード人工知能研究所のセバスチャン・サーン氏がリーダーとしてチームを率いているとされる。
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