Google Book Searchがモバイル対応に、次はAmazon Kindle？

AppleInsiderでは、Googleがモバイル版「Google Book Search」(http://books.google.com/m) を公開して、Android携帯とiPhone／iPod touchにもフレンドリーになったと伝えています（Blackberryなどには非対応）。

これにより、著作権の期間が切れている、またはオープンライセンスの約150万冊 (米国外で50万冊) にのぼるパブリックドメイン書籍にアクセス可能になっています。
Googleの開発チームによると、モバイル版ではPC版のような実際のページイメージではなく、携帯電話の小さい画面向けに、自動テキストスキャニング（OCR技術）でフォーマットを変更しテキスト化されているとのことです。

ただすでに、iPhoneプラットフォームでは、App Storeにおいて、Classics（App Store）やStanza（App Store）などといった数多くの多機能で優れたインターフェースを持つ電子ブックリーダーが紹介されてます。

今回のGoogleによるブック検索機能提供は、2月9日発表と噂されているAmazonの電子書籍リーダー「Kindle (キンドル) 」の次期バージョンで、AmazonがKindleフォーマットをKindle以外のモバイルデバイスにも拡張して提供する動きへの対抗とも見られます。
Amazonがどのタイプの携帯電話を対象にするかは不明ながらも、フォーマット自体は、ダウンロードして閲覧する形式を進化させ、比較的大きいスクリーンを搭載したデバイス向けに開発していると思われ、iPhone／iPodも候補に挙がっています。
Amazonでは、現代書やベストセラーを中心に23万タイトルを提供し、iPhoneで閲覧できる限定的な書籍の選択肢を増やしてくれそうです。
新型「Kindle 2.0」は、多くの機能向上が予想されて、その全貌は2月9日、ニューヨークMorgan Libraryでメディア向けに発表されると噂されています。
なお、Amazon Kindleは、日本では未発売であり、今のところ予定もされていません。
初代Kindleは、約50万台を売り上げる大ヒットになっています。