TheStreet.comでは、Cote Collaborativeのアナリストであるマイケル・コート氏によると、6月8日にキックオフするAppleの開発者向け会議「Worldwide Developers Conference (WWDC) 2009」において、次世代「iPhone」の発表と併せて、米国のiPhone独占キャリアであるAT&Tが、iPhoneの月額基本使用料金を69ドルから59ドルへ10ドル値下げをする可能性が高いと伝えています [via MacRumors] 。
同氏によると、WWDC初日の6月8日に、新型「iPhone」発表に併せて、AT&Tからこの値下げがアナウンスされるだろうとのことです。
コート氏は、米小売大手ウォルマートを通じての「iPhone」販売が期待通りではなく、Appleは価格設定に問題を感じているだろうと指摘し、低価格モデル(iPhone nano)は発表されないとしながらも、AT&Tも金額の問題を認識していると推測されることから、値下げに踏み切る可能性が高いとしています。
そのほかにも、カナダResearch In Motion(RIM)製の「BlackBerry」の成功や、Palmの「Palm Pre」、Nokiaのタッチスクリーン携帯、Google Androidなど、スマートフォン市場での競争激化によって、Appleは今後も、新規顧客の獲得を持続できるかどうかプレッシャーを受けているようです。
AT&Tは昨年7月、「iPhone 3G」の発表時に、初代「iPhone」の料金プランから10ドル値上げをしていることから、今回値下げが実施されれば、元の水準に戻ることになります。