「iPhone 3G S」- 3MPオートフォーカス付カメラ、HSDPAサポート、ビデオ撮影/編集=日本では26日発売開始
(サンフランシスコ発)米Appleは現地時間6月8日、同日キックオフした開発者向けカンファレンスWWDC 09 (Worldwide Developers Conference 2009)において、これまでで最も速くパワフルになったスマートフォンiPhoneの新モデル「iPhone 3G S」を、6月19日に米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国で発売すると発表しました。
さらに1週間後の6月26日には日本を含む6カ国で発売され、その後順次世界各国で発売開始になる予定です。
「iPhone 3G」の後継モデルで第3世代iPhoneとなる「iPhone 3G S」は、外観デザインやサイズは変更が無いものの、プロセッサと内部メモリ(RAM)、3Dグラフィックスのアップデートにより従来比で最大2倍速く動作し、OpenGL ES2.0とHSDPAの下り7.2Mbps通信をサポートするほか、フラッシュメモリ容量が16GBと32GBへと強化され、VGAビデオ撮影(640×480ドット/30fps)に対応した3Mピクセルカメラ(オートフォーカス・マクロ機能付)やハンズフリーで操作できる音声コントロール、地図アプリと連携する方角表示のデジタルコンパスなどの新機能が搭載されています。
また、ビデオ再生時間が1.4倍超、ブラウザ閲覧時間が1.5倍超になるなどバッテリ駆動時間が大幅に改善され、MobileMe(紛失したiPhoneを捜したりデータ削除可能なFind My iPhone)やYouTubeとの連携も強化されています。
カラバリはブラックとホワイトで、米国での価格は、16GBモデルが199ドルで、32GBモデルが299ドルとなっており、国内での発売価格は未定。旧モデルとなる「iPhone 3G」(8GBブラックのみ)は99ドルに値下げして引き続き販売されます。
パソコンのモデムとして利用できるインターネットテザリング機能を世界22のキャリアがサポートしますが、日本のソフトバンクモバイルではこの機能は非常に残念(不公平)ながら提供されません。
搭載されるOSは、100以上の新しい機能を備えた「iPhone OS 3.0」で、待望のカット/コピー/ペースト機能やMMS、ランドスケープ(横向き)キーボード、Spotlight検索、Microsoft Exchange ActiveSyncと連携したカレンダー、シェイクによるシャッフル再生、ボイスメモ、ペアレンタルコントロール、メモのシンク、Wi-Fiへの自動ログイン、スクリーンを読み上げるVoiceOver機能などが新たに提供されます。
このiPhone OS 最新版 v3.0は、既存iPhoneユーザには6月17日より無償で提供され、iPod touchユーザは9.95ドルでバージョンアップが可能となります。
Appleのフィリップ.シラー上席副社長は、
iPhone 3G Sは、これまででもっとも速く、もっともパワフルなiPhoneです。オートフォーカスカメラやビデオ録画機能、ボイスコントロールなどの驚くべき新機能を皆さんも気に入ってくれるハズです。
さらに従来モデルのiPhone 3Gを99ドル(米国)に大幅値下げし、より多くのユーザのもとに提供できることをうれしく思います
と述べています。
なお、新型iPhoneの製品名に付けられた「S」はスピード(Speed)のイニシャルであり、アプリの起動や添付ファイルを開く速度、ブラウザSafariのJavaScriptなどがそれぞれ2倍以上高速に動作します。
Appleは同日、新型「iPhone 3G S」のほかにも、次期Mac OS X のメジャーアップデートとなる「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」を9月に29ドル(アップグレード版)で発売すると発表し、さらに「Mac OS X Server 10.6 Snow Leopard」も同時期に無制限クライアント版が499ドルで出荷予定となっています。
そのほかにも、バッテリ駆動時間が40%向上し、SDカードスロットを搭載した新しい「MacBook Pro」や、スペックアップをしながらも価格が抑えられた「MacBook Air」のアップデートも発表され、Webブラウザ「Safari 4」の正式版もリリースされています。
新しい「MacBook Pro」は、従来より最大40%長いバッテリー寿命を実現するバッテリを内蔵し、13インチ、15インチ、17インチの各モデルがラインアップしています。
さらに従来より発色に優れたLEDバックライトディスプレイ、ガラス製マルチタッチトラックパッド、バックライトキーボード、SDカード(またはExpressCardスロット)、FireWire 800ポート、最新NVIDIAグラフィックスを備えています。
価格は134,800円からとリーズナブルになっており、一部モデルは最大40,000円も低価格を実現しています。
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「iPhone 3G S」という名前はイマイチさえない。
搭載された新機能もハッキリ言えば、他社では1〜2モデル前に採用しているもの。
カメラが3メガピクセルなんて、威張っていえるものでもないし。
デザインの変更も無いし、色もそのまま。
32GBも容量要らない。
以上よりアップグレードするつもりはありません。
iPhone 3G Sはネーミングがさえないのは確かだが、ソフトバンクがネットワークの貧弱さを理由にテザリングをサポートしないのはあり得ない。ドコモから出せ。