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Apple、「Hard Drive Firmware Update 2.0」リリース=Seagate製7,200rpm HDDのノイズを低減

一部MBPユーザを悩ませてきたランダム・ノイズ解消のFirmwareがようやく公開

 

Appleは2009年8月19日(米国時間)、最新「MacBook Pro」(June 2009)に搭載した7,200rpmのSATAハードディスクドライブ(Seagate製)でランダムに生じていた、クリック音やビープ音などのノイズを低減するファームウェア「Hard Drive Firmware Update 2.0」を公開しました。ファイルサイズは3.71 MBで、システム要件はMac OS X 10.5.7 以降。
アップデート後の新しいハードドライブのファームウェア番号は「0007APM2」になります。

 

ランダムにクリックやビープ音などのノイズが発生すると苦情や問題が多数寄せられていたのは、Seagate製500GB容量の高速な7200rpm HDD(ST9500420ASG/FW:Rev. 0006APM2)をBTOで搭載した最新の「MacBook Pro」で、雑音のほかにも、動作が遅くなったりフリーズしたりするといった不具合が多数報告されていました。

 

一部では、「Seagate Momentus 7200.4シリーズ」に搭載されている落下の衝撃からデータを保護する機能「G-Forceプロテクション」のファームウェアと、Macのハードウェアとの相性が悪いと指摘されていました。
この機能は、「MacBook Pro」にデフォルトで搭載されているので不要なものであり、今回のアップデートにより、問題となっているHDDのFWとの関係が改善されると思われます(詳細は不明)。

 

ファームウェア・アップデートの処理を完了するには、アップデータアプリケーション(/アプリケーション/ユーティリティ/ハード・ドライブ・アップデート.app)の指示に従ってください。インストーラが閉じると、アップデータは自動的に起動します。