Apple、「Mac OS X 10.6.1（Build 10B504）」をデベロッパへシード

速いペースで配布される開発者向けプレリリース版

Appleは9月8日（米国時間）、「Snow Leopard」初のマイナーアップデート版となる「Mac OS X 10.6.1」のデベロッパ向けプレリリース第2版（Build 10B504）を開発者に配布しました。
前回ビルド（Build 10B503）は9月3日（米国時間）にシードされたばかりです。

最新ビルド版（10B504）では、わずか2件のみが修正対象となっており、既知の問題はリストされていません。
今回対象となった不具合は、1つは「Finder」のデスクトップサービスのクラッシュに関連する問題で、2つ目は、既知の問題として前ビルドで唯一指摘されていた「dyld 共有キャッシュ」のコンソール・メッセージ表示に関する問題です。

「Mac OS X 10.6.1」では、オペレーティングシステムの全般的な修正が含まれ、セキュリティや互換性が修正されるほか、一部で生じているインストールに関する不具合、Cisco VPN Clientの問題、プリンタブラウザなどプリンタドライバに関する不具合、主要サードパーティアプリとの互換性、DockやMail、DVD、3Gモデムなどで確認されている問題などに対処すると思われます。これまでのデベロッパビルド版と比べて容量が軽いのが特徴です。