品薄状態いつまで?家電量販店の「在庫切れ・即完売」状態が慢性化
6月26日に国内で発売開始となったAppleの最新スマートフォン「
最新Apple製スマートフォンの端末不足は、明らかにソフトバンクの携帯電話契約数にも悪影響を与えており、8月の携帯電話純増数では首位を奪還したものの、7月にはNTTドコモに抜かれて、2年以上(27ヶ月)ぶりに首位の座から陥落しました。
ソフトバンクの孫正義社長も、Appleからの端末の納品が充分に確保できていない状況を認めており、今後も「iPhone」人気は衰えず、さらには、まもなく世界最大の携帯電話市場である中国でも発売されることから、慢性的な在庫不足は年内一杯は続きそうな見通しです。
さらに、今年の2月27日から実施している「iPhone for everybodyキャンペーン」の申し込み受付期間が、(再度延長される可能性があるものの)9月30日までとなっており、割引キャンペーンを適用しようとするユーザの駆け込み需要もあるようです。
2ちゃんねるなどの掲示板やTwitterなどのマイクロブログでも、家電量販店などにおける「
なお、全国の「
しかしながら、家電量販店のポイント還元を狙うユーザが多く、消費者の多くがなるべく有利な条件で購入したいと考えているのは明白です。
今後も品薄状態が続くようであれば、「iPhone」以外のスマートフォンにユーザ獲得のチャンスが広がるようにも思えますが、端末の性能のみならず、App Storeで提供される無数のアプリケーションへの魅力が大きく、「
「iPhone」は登場からわずか2年で、世界ですでに3,000万台以上が売れており、App Storeには75,000超のアプリが用意され、さらに総ダウンロード数は18億件を突破しています。
台湾では、「
「iPhone 3GS」は、初代「iPhone」(日本未発売)、「iPhone 3G」に続く3代目となりますが、その全てのモデルで、発売後の数週間は在庫不足に直面しました。
しかし、「iPhone 3GS」の品薄状態はこれまででも最長であり、Appleは、製造ラインの調整やサプライヤからの資材調達に苦慮しているようです。
Appleのピーター・オッペンハイマーCFO(最高財務責任者)は最近、フラッシュメモリやプロセッサなどのコンポーネントの価格が上昇しており、さらに大量の調達が厳しくなっていることを示唆していました。