スマートフォンの平均価格が下がるなか、Appleはスマホの低価格帯市場でもその存在感を示しているようだ。
業界筋の情報によると、2009年発売の前々世代「iPhone 3GS」は、2011年10〜12月期だけでも200万台近く生産されるとみられており、さらに2012年1〜3月期にも140〜160万台が出荷される見込みだという。
iPhone 3GS(8GB・ブラック)は、米AT&Tが本体価格を無償で提供(要2年契約)しており、依然として高い需要をみせており売れ行きが好調のようだ。
また、前世代「iPhone 4」(CDMA版)は今期80〜100万台の出荷が見込まれており、次期についても50〜60万台の出荷が予想されるという。同モデルは米国で99ドルから販売されている。
アナリストの多くは、Appleが今期だけでも3,000万台前後のiPhoneを販売すると予想しているが、最新モデル「iPhone 4S」以外の旧モデルの需要が依然として高いと報告している。Appleは昨年の12月期、1,620万台のiPhoneを販売しており、前年同期比でいえば100%近い販売台数増が見込まれることになる。