Appleが発表した第3世代の新しい「iPad」に搭載されたプロセッサは「iPad」専用となり、「iPhone」には採用されないとThe Linley Groupのアナリストはみている。
初代「iPad」には「A4」、「iPad 2」には「A5」チップが搭載され、それぞれその年に発売された「iPhone」でも採用されてきた。しかし、第3世代の「iPad」に搭載されるARMベースの「A5X」チップは、グラフィックスパフォーマンス向上にフォーカスされており、スマートフォン向けではないという。
今年の夏から秋ごろにかけて発売が予想される「iPhone 5」向けには、より省電力性に重点を置いた28nm世代の新しいアーキテクチャ採用が予想されており、GPUよりもバッテリ寿命にフォーカスするとみられている。
一方で、今日発表された「iPad」の「A5X」チップは、GPUコアは4基となったが、CPUはデュアルコアのままであり、主にピクセル数が4倍となったRetinaディスプレイでのスムーズなグラフィックスパフォーマンスに焦点を当てて開発されたとみられる。
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