「iPhone」担当者インタビュー

ITmediaでは、「iPhone 3G」を担当するマーケティングマネージャーであるボブ・ボーチャーズ氏の合同インタビューの模様を掲載しています。

[ オンラインストアでの「iPhone」販売はやめるのか？ ]・・「販売方法はマーケットごとの事情で異なるが、米国ではアップルとAT&Tの直営店のみの販売だ」
[ 現行モデルの「iPhone」は、まだ米国のオンラインのアップルストアで売っているようだが ]・・「これは廃止されるが、アクセサリーなどは販売されるだろう」
[ App Storeはコンテンツプロバイダーにとって、グローバル展開のチャンスになるのか ]・・「まったくその通り。アプリケーションストア（App Store）は、世界62カ国で展開予定だ」
[ iPhoneがサポートするHSDPA接続はどの規格か？ ]・・「HSDPAのクラス6をサポートし、ダウンロード速度は3.6Mbpsになる」
[ カメラの仕様は？ ]・・「内蔵カメラは、これまでどおりの仕様で、画素数は200万画素、外向きの写真しか撮れない。動画にもデフォルトでは対応していない」
[ 「iPhone 3G」の処理性能は、これまでのiPhoneよりも上か？ ]・・「細かなハードウェアの仕様は話せないが、全体としての体験のよさに目を向けて製品開発している」

[ 新しいiPhoneが採用しているCPUやGPUは？ ]・・「個々の要素をどうするかではなく、そうした要素が1つになったとき、いかに真価を発揮するかに注力している。例えば、新しい「iPhone 3G」の背面はプラスチックになったが、これは見た目の変化に加えて、より多くの電波を通すための工夫だ。」
[ 背面が弧を描いている意味は？ ]・・「見た目の美しさ＋手のひらのフィット感だ」
[ iPhone 3Gは非常に安価だが秘密は？ ]・・「5つの課題があり、1つは3Gに対応、GPSも搭載。2つめは企業情報システムへの対応。3つめは他社製ネイティブアプリケーションの提供。4つめは、もっと多くの国で売ること。5つめは、さらに低価格で売ることだった。」
[ 手書き文字認識について日本語の対応は？ ]・・「2種類の日本語入力を用意している。1つは”kana”で、もう1つは”QWERTY-J”だ」
[ 新「iPhone」は何カ国語をサポート？ ]・・「18カ国だったと思う」
[iPhone用アプリケーションについて]・・「特別ゲームを重視しているという訳ではないが、開発者もiPhoneのゲーム機としての使い勝手や性能に非常に驚いている」
[ 近接センサについて ]・・「通話時に使われ、タッチセンサーを無効化する」
[ Webブラウザについて ]・・「使い勝手の良さがあるから、iPhoneの顧客の98％がWebブラウザの機能を使っている」