Quick Look向けに生成する画像データをリセットできないバグを確認
Cult of Macでは、ウェブデザイナー兼ミュージシャンのC. Harwick氏によれば、「Safari 4 BETA」は、プライベートブラウズ機能が実際の役割を果たしておらず、また、履歴の消去やリセットを行っても、過去に訪れたサイトの情報がすべて不可視の履歴フォルダに収められており、それらはディスクスペースをギガバイト単位で消費していると指摘したと伝えています。
同氏によれば、「Safari 4 BETA」で記録された過去のデータをマニュアルで取り除くのは不可能であり、使用開始後の数ヶ月間で、履歴フォルダーやTop Sitesフォルダーは、それぞれ100MBもの容量になっており、さらにQuick Look(ファイルを開かずに内容を確認できる)機能向けフォルダーには、過去に訪問したサイトのサムネイル画像がすべて保存されており、その容量は2GB以上にも膨れ上がっていたということです。
プレビュー画像を消去できないという大きな問題を抱えることで、使用開始後のプレビューデータをすべて抱え込み、今後も「Safari 4 BETA」を使い続ける限り、そのデータ容量は増え続けると指摘されています。
Top Sites機能を無効化させる方法として、Macの場合はターミナルを起動して(Windowsの場合はpreferences.plistファイルを編集して)、以下のテキストをコマンドライン入力します。
defaults write com.apple.Safari DebugSafari4IncludeTopSites -bool FALSE
また、同氏によれば、これらのバグはLeopard環境のみで確認されており、Tigerでは履歴が正常にクリアされるようだということです。
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