Taiwan Economic Newsは、業界筋の話として、Apple製タブレットコンピュータは、2010年2月に発売され、価格は799ドルから999ドルになるだろうと14日付けで報じました(via MacRumors)。
これによると、いくつかの台湾サプライヤが、Appleへの資材供給を今年12月にスタートする予定であり、このタブレットデバイス(タブレットMac/iTablet/iPad/SmartBook/Safari Padなどと呼ばれる)には、9.6インチのタッチスクリーン(有機ELスクリーン?)が搭載されるようだということです。
長らく噂になっているApple新製品のタブレットマシンには、3G(HSDPA)モデムが内蔵され、プロセッサには、P.A. Semi製低電力チップが採用され、バッテリは長時間駆動を可能とするDynapack International Technology製が搭載されると予想されています。
P.A. Semiconductorは、Appleが昨年、自前の「iPhone/iPod」向けシステムオンチップ(SoC)を設計する目的で、300億円を投じて買収した低電力チップ設計会社です。
また、レポートによると、バッテリを供給するDynapackは、Appleと最大30万台/月の独占契約を交わしたとされており、タッチスクリーンは「iPhone 3GS」と同じ台湾Wintek(勝華科技)製が採用され、コネクタや接続ケーブルはWanshih Electronic(万旭電業)が供給するようです。
スティーブ・ジョブズCEOは6月末の職務復帰後、タブレットデバイスの開発に専念していると報じられており、情報は今まで以上に厳しく管理されていると指摘されています。
また、ジョブズ氏が中心となって取り組んでいるタブレット開発は、「iPhone」登場の数年前から存在していたようであり、同プロジェクトはこれまでに、バッテリ寿命の問題とメモリ不足の関係で2度に渡り一時中断されたという情報もあります。
気になるOSについては、「Mac OS X」がそのまま搭載されるのか、「iPhone OS」ベースになるのかは不明ですが、それらをミックスさせタブレット向けにカスタマイズしたOSが特別に用意されるようだとも噂されています。
そのほかにも、iChatが可能となるWebカメラの搭載や、Macコンピュータのセカンダリモニタとして利用可能になるだろうとの指摘もあります。
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