約束の2月中ギリギリの出荷となった無線LAN機能搭載の自動バックアップドライブ「Time Capsule」についてMac Rumorsでは、新しいAirMacユーティリティソフトはセットアップの手順が分かりやすく、また、直接繋いだUSBドライブも利用できるなどの初期報告を掲載しています。これによると、一番最初のバックアップには時間が掛かりますが中断しないよう仕様書では推奨しており（無難にイーサーネット接続でも可）、既存のTime MachineバックアップをTime Capsuleに移すことは不可であり、いまのところこの新デバイスは問題が報告されること無く動作しているようだと伝えています。
しかし、nakedmacによるFlickrバラしレポート写真によれば、Appleは広告でうたっているような「サーバ品質」のハードドライブをTime Capsuleに使用しておらず、「コンシューマ向けクラス品質」（デスクトップ向け）であるHITACHI製のDeskStarシリーズを内蔵していたと報告しています。
TidBITSの記事によれば、Appleは「サーバ品質」を平均故障間隔（MTBF）と関連させて言及していたそうです。
これによると、ワールドワイドプロダクトマーケティング部門のJai Chulani氏は、Time Capsuleで内蔵される「サーバ品質」のハードドライブについて、「Xserve」で使われているような7200rpmであり、平均故障間隔（MTBF）がコンシューマ向けドライブより優れていることを意味すると明らかにしていました。

「Time Capsule」は、現状では、Leopardの新機能である「Time Machine」を使用してワイヤレスでバックアップするための唯一の手段です。最初に設定作業が必要ですが、それ以降は全自動でバックアップを続けられます。記憶容量は500GBと1TB（約1000GB）の2種類（各35,800円、59,800円）。

Webに関するトラフィック解析サービス米Net Applicationsの2月のOSやブラウザ統計調査によると、オンライン・ユーザのApple Mac OSのシェアは7.46%で、1月の7.57%から若干ですが減少しました。「Safari」のシェアも5.70%ととなり、1月の5.82%から若干減少。同調査でMac OSおよびSafariのシェアが減少するのは昨年10月以来のことになります。

Mac OS若干シェア落とすも、Intel Macは右肩上がり

Mac OSのシェア7.46%の内訳は、Intel Macが4.39%（1月4.31%）、Power PCが3.07%（同3.26%）。Intel Macのシェアはここ1年でおよそ2倍になっており、マシンの買い替えや導入が順調に進んでいることを示唆しています。
WindowsOSは1月の91.50%から微増して91.58%に、「iPhone」のシェアは1月0.13%から微増して0.14%に、「iPod touch」のシェアは1月と同じ0.04%なっています。OS部門の各シェアは前月と比べてほぼ横ばいであるといえますが、唯一Mac OSの内訳でIntel Macがその比率を伸ばしつつあることは言及するに値するでしょう。

IEは4ヶ月連続でシェア減少、Firefoxは躍進、Safariは微減

ウェブブラウザのシェアについて、トップはMicrosoftのIEで74.88%（1月75.47%）、2位はFirefoxで17.27%（1月16.98%）、3位がSafariで5.70%（1月5.82%）、以下Opera 0.69%（1月0.62%）、Netscape 0.68%（1月0.61%）、Mozilla 0.59%（1月0.32%）と続いています。 [Read More »]

「iPhone/iPod touch」向けの自動ロック解除ソフト「iJailBreak 0.5.4」がリリースされています（ダウンロードサイト・17.9MB）。今バージョンは、Firmware 1.1.4に対応しています。開発元で確認されている環境は「iPod touch8GB/Leopard」。なお、ブートローダーが4.6から3.9にダウングレードされます。
＊ロック解除（Jailbreak）は、Apple非公認であり、「iPhone/iPod touch」がクラッシュする可能性もありますので自己責任で行うのが前提となります。 [Read More »]

日本のAppleのオンラインストアでワイヤレス・バックアップ・ドライブ「Time Capsule」の出荷予定日が短縮されています。
500GB、1TBモデルともに「出荷予定日: 3-4 週」が「出荷予定日: 1-2 週」に変更されています。なお、米国のオンラインストアでは「出荷予定日: 5-7営業日」になっていることから、日本でも週明けにはさらに納期が短縮される見込み。
Appleでは発表時に2月中の出荷開始をアナウンスしていましたが、ぎりぎりのスケジュールになったようです。

さらにスピードアップしたブラウザになりそうな次期Safari

Mac Rumorsでは、情報筋によると、Appleがデベロッパ向けにかなりの量のバグとパフォーマンスを修正したSafariをシードしたと伝えています。これによると、大きいファイルサイズのプレーンテキスト（文字のみのデータ）のペーストを可能にし、オークションサイトへの写真アップロードサービスが加えられて、危険なJavascriptの取り扱いを修正、ショートカット管理が加えられるなどの機能向上や修正が含まれているそうです。
今回ビルドされたバージョンはLeopard向けが「Build 9B4021」、Tiger向け「Build 8S4021」、Windows向け「Build 31A15」となっています。
レンダリングエンジンとしてKHTMLベースWebKitを搭載する「Safari」はますます進化しており、最新のWebKitフレームワークを盛り込むSafari 3.1はすさまじく速くなるとも伝えられています。特に、Javascriptのベンチマークにおいて2.5倍以上も速くなるという結果も報告されています。

「iPhone/iPod touch SDK」で作成したアプリ公開への制限や規制がなされるのか？「iPhone」はモバイルアプリケーションツールの主役になれるのか？

来週3月6日に行なわれるイベントで「iPhone/iPod touch SDK (ソフトウェア開発キット) 」の詳細が明らかにされようとするなか、サードパーティ製アプリの公開方法や開発者への対応はどうなるのかなどに注目されています。Mac Rumorsでは、iLoungeによると、複数の情報筋の話として、AppleはSDKで作られたアプリケーションについて、「iTunes Store」を通して公開するように求め（予想されたことではありますが）、さらにAppleがそれぞれのアプリケーションについてリリースを許可するかしないか監視・管理し、また、「iPhone」の電話やWi-Fi、カメラ以外のGPSモジュールなどといったドックベースのアクセサリはサポートされない見込みであると伝えています。
また、3月6日のイベントでは、SDKの正式版は公開されずベータ版の公開にとどまり、正式版は 6月に開催される予定の WWDC 2008 (Worldwide Developers Conference) まで延期されると予想しています。3月6日のイベントでは、IBM Lotus NotesやMicrosoft Exchangeへのネイティブ対応が発表されるとも予想されています。

【UPDATE】
Mac Rumorsでは、「iPhone/iPod touch」での開発や公開が制限されるのではないかと噂されるなか、Electronistaが、Appleは、「iTunes」経由の商用アプリケーションにのみ制限を課し、無料のプログラムに対しては何ら制限しないのではないかと推測していると伝えています。
このようにルールを設定してシステムを開発しないと、Appleが承認システムを利用して独断的に制限して、開発コミュニティの成長を妨げるのではないかと心配する声も出てくるでしょう。ですから、「iTunes Store」経由で販売される「iPhone/touch」向け商用アプリは、既存インフラや既存ユーザから利益を上げるでしょうが、引き換えに事前になんらかの基準を設けなくてはならないと指摘しています。
まだSDKについて多くを断定的に述べるにはあまりにも早急ですが、Appleはこの計画についてほとんど一般に明らかにしていません。ただ最近になって、Appleのティム・クックCOO（最高執行責任者）が、SDKについて「唯一の制限は人間のイマジネーションだけだ」と述べています。
【Tsugawa.Tv’s Vision】
「iPhone/iPod touch」プラットフォームを広く一般に開放することで、多くの創造的なアプリケーションが登場し、さらに販売数の増加につながり、個人・法人を問わず高度でオープンな魅力的なビジネスモデルを確立・拡大させていくパワーを獲得できると思います。
しかし同時に、セキュリティ対策が重要性を増してきます。以前ジョブズ氏はNokiaの採用した開発者によるデジタル署名について「オープンではないが正しい方向性だ」と述べており、今回のSDK公開遅延もウイルスやマルウェア対策などセキュリティ対策が絡んでいることは想像に難くありません。

日本のオンラインのApple Storeで「MacBook Pro (Early 2008)」の出荷予定日が、昨日の米国のオンラインストアに引き続いて短縮されています。「15″ 2.4GHz」モデルが「1-3営業日」から「1-2営業日」へ、「15″ 2.5GHz」モデルが「2-4営業日」から「1-2営業日」へ変更されており、スピーディな出荷予定になっています。ただし、「17″ 2.5GHz」モデルは「2-4営業日」のまま。米Appleのオンラインストアでは、昨日、全モデルが「1-2営業日」に短縮されました。

9to5Macでは、「iMac」がアップデートされる確立が高い理由として、（1）Appleが整備済み「iMac」を400ドルオフで提供している、（2）MacNotes.deが未確認情報ながら、来週の火曜日に新プロセッサPenrynを搭載した新しいモデルの発表を予想している、（3）Intelが65nmプロセスのMeromチップの製造を数ヶ月内に廃止して、45nmプロセスのPenrynプロセッサへ移行する見込みである、（4）「iMac」は「MacBook」や「MacBook Pro」と同じ性能のプロセッサを通常使用する、（5）Appleはここのところ毎週のように新製品の発表を小出しにしている、等の点を挙げており、もし購入を少し待てるなら、若干良いスペックの新しいモデルの登場を期待できるだろうとしています。

2月27日（米国現地時間）AppleのTim Cook COO (最高執行責任者) が、ゴールドマンサックス主催の会合で講演中、年末までに1,000万台の「iPhone」を販売する目標達成に「強い自信を持っている」と語ったことを受け、それまで110ドル台後半で低迷していたAppleの株価は大きく上昇、2月28日（米国現地時間）も続伸し、一時132ドル台にまで回復していました。
2月29日（米国現地時間）米NASDAQ市場におけるApple株の動きですが、現在米時間11:20 AM（日本時間 1:20 AM 3/01）現在、前日の終値から約2.8ドル下げ、127ドル前後の取引になっています。
【最終UPDATE】結局その後もダラダラだと値を下げ続けて、前日より4.89ドルも安い（-3.76% ! ）125.02ドルで引けました。出来高は平均的な44,407,466でした。

【Tsugawa.Tv’s Vision】
米景気の不透明感が長く続いているなか、米連邦準備制度理事会（FRB）のバーナンキ議長は、米議会で金融政策と米景気について引き続き停滞する可能性があると述べており、個人消費や雇用の伸び悩みが今後慢性化する可能性が高い模様です。よってApple株の相場の転換点もまったくクリアでなく、特にAppleのような「高級品」を扱う業種は今後も厳しい経営を強いられそうです。

米Appleのオンラインストアで「MacBook Pro (Early 2008)」の出荷予定日が全モデルで「1-2営業日」に短縮されています。変更前の出荷予定日は、「15″ 2.4GHz」モデルが「1-3営業日」、「15″ 2.5GHz」モデルと「17″ 2.5GHz」モデルは「2-4営業日」でした。ちなみに日本のオンラインのApple Storeの出荷予定日は、米国の先ほどまでの古いステータスと一緒です。一両日中には米国と同様の納期に短縮されると予想されます。