Adobeフォトショ・ブランドのiPhoneアプリ

FlickrやFacebookなどにWebでの写真共有サービスで市場シェアを奪われるなか、Adobe Systemsは9日（米国時間）、自身の運営するPhotoshopのWebブラウザ版「Photoshop.com」ギャラリーと連携する、iPhone/iPod touch用アプリ「Photoshop.com Mobile for iPhone 1.0」をApp Storeで公開しました。
ファイルサイズは3.9 MB、言語は英語のみで、動作環境はiPhone OS 2.0以降を搭載したiPhone/iPod touchとなっています。
なお、現在のところ同アプリは、米国とカナダのみの配布に留まり、日本のApp Storeでは入手できません。

「Photoshop.com Mobile」（iTunes米国版で見てみる）は、iPhone/iPod touchでバイス上で、写真の加工・編集やエフェクト、およびPhotoshopのWebブラウザ版「Photoshop.com」との共有などが可能なアプリケーションで、カメラを起動して撮影した写真とライブラリの写真に対応しています。

主な機能として、切り抜き、回転、反転、色調補正などのツールが用意されており、グレースケールにすることも可能です。
高度な視覚効果を適用できるフィルタ機能として、ぼかしとスケッチが、また、エフェクト機能として、Vibrant / Pop / Border / Vignette Blur / Warm Vintage / Rainbow / White Glow / Soft Black and White が用意されています。
これらの操作は主にワンタッチで行えるうえ、ジェスチャコントロールやアンドゥ/リドゥにも対応しており、直感的かつ気軽に作業できます。

Photoshop.com（https://www.photoshop.com/）は、写真のほかに、動画にも対応するホスティング・共有サービスで、無料アカウントで最大2GB（およそ写真1,500枚以上分）まで利用可能です。
また、20GB/年19.99ドル〜250GB/年249.99ドルで、ストレージを追加購入することもできます。

「Mac OS X 10.6.2」2番目のビルド版＝OSの全領域に渡る修正

Appleは10月9日（米国時間）、「Snow Leopard」のマイナーアップデートとなる「Mac OS X 10.6.2」のデベロッパ向けビルド版をシードしました。

配布された「Mac OS X 10.6.2 update」の開発者向けプレリリース版「Build 10C519f」は、4日前の5日（米国時間）にリリースされた「Build 10C514f」以来2番目であり、アドレスブックやPhoto Booth、QuickTime Playerなどのアプリケーションから、Front Row、Spaces、Time Machineなどのコアサービスまで、およそ150ものオペレーティング・システム全般の領域に渡る修正が行われています。

今回のビルド版では特に、モバイルデータサービス向けのWWANへのサポートのほか、Microsoft Exchangeや、MobileMeおよびiDisk機能、そして、NTFSやWebDAVなどのファイル管理システムのサポートが強化されています。

また、Dock内のアプリ位置変更に関する不具合や、グラフィックスドライバとOpenCLコンパイラに関わるパフォーマンスと安定性の問題、Parental Controls Preview、印刷、およびソフトウェアアップデートのメカニズム自体のバグを修正するパッチが含まれています。

Snow Leopard + VMware FUSION 3 + Windows 7 起動実験も

アクト・ツーは9日、同社ブログのなかで、8月1日からほぼ未公開にて連載してきた「Macに軸足を置く act2メッセージブログ」を、同日より一般公開することが決定したと発表しました。

このブログは、Macでウインドウズブログ編集部から派生したもうひとつのブログであり、豊富な画面ショットや詳細な解説などで構成されており、Macユーザにおすすめの内容になっています。

また、いち早く「VMware Fusion 3」にて次期OS「Windows 7」の起動実験を行っています。

Windows 7 もスムーズにインストールでき、起動してしばらく使っているが、今のところ問題は見当たらない。Mac に軸足を置き、しかも最新の Windows 環境をも実行する。この１台の MacBook の中に、Windows マシンも入っているのだ。これこそが我々が標榜してきた環境である。

アクト・ツーは現在、「VMware Fusion 2 ファイナルキャンペーン」を実施中で、「VMware Fusion 3」無償アップグレード付き「VMware Fusion 2」（ダウンロード版）が4,980円で提供されています（1,000本限定／10月13日まで）。

共同通信の有料ニュースビュアーアプリ

ソフトウェア開発のイーストは9日、iPhone/iPod touch向けニュース閲覧アプリ「共同通信ニュース by 記事蔵」（日本語版）と、「Kyodo News by Kijizo」（英語版）の2本をApp Storeで公開したと発表しました。
価格は350円（2.99ドル）で、アプリ初回起動後、3ヵ月間の購読が可能となります。

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IntelとNVIDIAのクロスライセンス訴訟が影響

NVIDIAは8日（米国時間）、Intelとのクロスライセンス訴訟が決着するであろう2010年まで、Intelプラットフォーム向けマザーボードGPU「nForce MCP」の開発を一時凍結する方針を明らかにしました。
また、AMDプラットフォーム向けnForceの開発も市場での需要減のため中止するとしています。

Intelは今年2月、NVIDIAと締結した4年間のチップセット・ライセンス契約が、内蔵メモリコントローラを搭載した新世代CPU（Core i5/i7 Nehalem / Atomなど）には及ばないとしてNVIDIAを提訴し、一方のNVIDIA側もIntelを契約不履行だとして今年3月に反訴していました。

NVIDIAは、IntelのFSBアーキテクチャ向け統合ソリューションの開発は継続し、現行世代のnForceチップセットについては必要に応じて供給する方針ですが、Intelのメモリコントローラを統合したDMI接続次世代チップセットについては開発を中断するということです。
GeForce 9400M/IONプラットフォームは、Appleをはじめ、Dell、HP、Lenovo、Samsung、Acer、ASUSなど、多くのメーカーにより採用されています。
特にAppleは、「Mac Pro」以外のすべてのMacコンピュータで、NVIDIAのGeForce 9400Mを採用しているので、今後のロードマップで影響を受けそうです。

［Nvidia 関連ニュース］
– NVIDIAの次世代CUDAアーキテクチャ「Fermi」、Snow Leopard / Windows 7 で威力を発揮

メンテナンス・アップデート版 v3.1.2

Appleは10月8日（米国時間）、iPhone/iPod touch向け最新OSマイナーアップデータ「iPhone OS 3.1.2」をiTunes経由で公開しました。
全iPhoneユーザは無料でアップデート可能ですが、iPod touchユーザでv3.0未満のOSを搭載している場合は有料（600円）となります。ファイルサイズはおよそ240〜300 MB（デバイス環境により異なる）。

● iPhone OS 3.1.2 ソフトウェア・アップデート

この最新アップデートの適用により、スリープからの解除で発生していた問題をはじめ、3Gネットワーク接続や動画ストリーミング再生で発生していた問題など、いくつかの不具合が修正されます。

また、デベロッパ向けのソフトウェア開発キットも「iPhone SDK 3.1.2」に更新されて、Leopard / Snow Leopard 互換の Xcode 3.2.1 が搭載されています。

「心から推薦できるOSだ」

有名なAppleウォッチャーであり、Apple寄りのコメントをすることでも知られる The Wall Street Journal の人気テクノロジコラムニストであるウォルト・モスバーグ（Walt Mossberg）氏は7日（米国時間）、自身の運営するニュース・評論サイトAll Things Digitalで、Windows次期OS「Windows 7」について、Windowsの過去のバージョンのなかで最高のOSだと賞賛しました。

モスバーグ氏は、過去9ヶ月間、11機種で「Windows 7」（プレリリース版）をテストした結果、いくつかの欠点はあったものの、生産性が高く、メモリ使用率の改善や優れた操作性で使いやすいオペレーティング・システムだと述べたうえで、メインストリームユーザに対して心から推薦できると賞賛しました。

Appleの最新OS「Snow Leopard」の方が、アップグレードのしやすさと価格面、多彩な搭載アプリケーション、ウイルスやマルウェアなどの脅威が少ない点などで、若干のアドバンテージがあると指摘しつつも、過去数年間に渡り同氏が主張してきた「Mac OS」の優位性は、「Windows 7」の登場により薄れていると認めました。
「Windows 7」の価格などはこちらのページに記載しています。

All Things Digitalの記事は、iPhone/iPod touch向け無料アプリ「All Things Digital」でも配信されています。

Androidケータイが躍進＝3年以内に第2の勢力へ

米調査会社Gartnerは、世界スマートフォンOS市場において、「Android」搭載機のシェアが、現在の2％未満から2012年には14.5％（7,600万台）にまで拡大して、「iPhone」（13.7%／7,150万台）、「Windows Mobile」（12.8%／6,680万台）、「BlackBerry」（12.5%／6,525万台）を上回り、「Symbian OS」（39%／2億300万台）に次ぐシェア第2位のポジションに躍進するだろうという見通しを示しました。

「Android」プラットフォームが「iPhone」や「BlackBerry」と異なり、複数の端末メーカーに提供されるのがひとつの大きな要因と言えますが、「Android」は、Googleが今後開発するクラウドコンピューティング機能や多彩なアプリを搭載するうえ、Googleの検索エンジンとの連携や、コンシューマおよびエンタープライズ向け製品を利用できる環境が整っていることが、シェア拡大のポイントに挙げられています。

「Android」搭載機は、2010年には40モデル程度に搭載されて、開発コードネーム「Donut」と呼ばれる次期バージョンが2010年第2四半期に公開される見通しです。

Gartnerは、10月18日〜22日に米国オーランドで開催するSymposium ITxpoのプレゼンにおいて、このスマートフォン予測の詳細を発表する予定です。

［関連記事］
– 2009Q2世界スマートフォン市場調査＝Appleは前年比シェア5倍増
– Android オフィシャルウェブサイト（外部リンク）
– Android SDK（外部リンク）

音楽より電子ブックにフォーカス

台湾DigiTimesは7日、市場関係筋の話として、世界最大のEMSであるFoxconn Electronics（Hon Hai Precision Industry）が、Appleの開発しているとされるタブレットコンピュータの製造委託先となり、2010年第1四半期（1〜3月期）に30〜40万台程度の出荷が見込まれていると報じました。
Foxconnは、MacBookやiPod/iPhoneの生産をAppleから受託しており、以前からAppleのタブレット型MIDの生産受注候補に挙げられていました。

記事によると、スティーブ・ジョブズCEO肝いりプロジェクトであるタブレットマシンには、Foxconn子会社のLCDパネルメーカーInnolux Display製の10.6インチタッチスクリーンが採用されようだということです。
また、このデバイスは、Appleの市場戦略に基づいて、音楽機能よりも電子ブックリーダーにフォーカスしており、長時間駆動のバッテリと3Gモデムを搭載して、洗練されたインターフェースになるとされています。
偶然にも同日、Appleの動きを察してか、Amazon.comは、同社の電子書籍リーダー「Kindle」を全世界100カ国以上に向けて販売すると発表しました。

また、同じ情報筋によれば、AppleのライバルであるHPなどのPCメーカーも、同じようなタブレットマシンを2010年第2四半期（4〜6月期）に発売する予定だということです。

KDDIは首位に僅差の2位、ドコモは4位転落

携帯電話事業者各社が10月7日に発表した、新規契約分から解約分を差し引いた9月の契約純増数で、ソフトバンクモバイルが8月に続いてトップを維持したことが明らかになりました。
また、7月に1位を獲得して、前月は2位だったNTTドコモが4位最下位に後退しました。

電気通信事業者協会（TCA）の調べによると、携帯電話市場全体では、36万4,500件増（+0.3%）の1億963万3,800件となって、飽和状態ながらもわずかにプラス成長を続けています。
首位ソフトバンクの9月の純増数は10万8,000件（8月は11万5,100件）で2ヶ月連続トップをキープし、KDDIが10万2,300件増（8月は7万7,800件増）として先月の3位からひとつ順位を上げ2位に続きました。
また、イー・モバイルが8万8,200件増（8月は6万1,100件増）と純増数を伸ばして先月の4位から３位にランクアップし、ドコモは6万6,000件増（8月は11万2900件増）で4位に後退しました。

1位を守ったソフトバンクは、Apple製スマートフォン「iPhone 3GS」の販売が依然として好調なうえ、9月1日よりスタートした「のりかえ割」が功を奏したようです。
また、首位に5,700件差の2位へと順位を上げたKDDIは、8月に導入した「指定通話定額」や夏モデルの販売が好調で契約件数を伸ばしました。
3位に順位を上げたイー・モバイルは、データ通信サービスが好調に推移しました。
4位に沈んだNTTドコモは、2007年に導入した基本使用料が50%OFFになる「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」といった2年契約割引の更新時期にあたったため、契約解約者が増加したようです。

ほかに、PHSのウィルコムは4万2,300件の純減（8月は3万900件の純減）で、累計契約者数は443万4,900件となりました。
また、今回から発表されたBWA（Broadband Wireless Access）調査によると、モバイルWiMAXのUQコミュニケーションズ契約数が21,700件となっています。

また、携帯電話番号ポータビリティ（MNP）利用件数は、ソフトバンクがプラス2万1,500件でトップとなり、以下、KDDIがプラス1万9,600件、イー・モバイルがマイナス200件、ドコモがマイナス4万1,000件の転出超となりました。